2008年2月29日金曜日

クラウスーラ2008 第4節 vsエストゥディアンテス(H)直前情報

100周年まであと1ヶ月の明日土曜日、現在最下位のサン・ロレンソは、現在首位のエストゥディアンテス(以下、ローマ字入力が複雑なのでピンチャと書きます)をヌエーボ・ガソーメトロに迎えます。
ピンチャは火曜日にリベルタ・グループ2のラヌース戦をHOMEで戦い、0-0で引き分けました。
そして来週水曜日にもAWAYウルグアイでダヌービオとの試合があるため、センシーニはシクロン相手にサブ中心のメンバーをぶつけてくるようです。
迎え撃つラモンのチームのスタメンは以下が予想されています。
(今日からまたちょっと表記を変えました)

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:メンデス
DF:ボティネーリ
DF:プラセンテ
MF:リベーロ
MF:J.M.トーレス
MF:ヒルシーグ
MF:ビーロス
FW:ベルヘッシオ
FW:シルベーラ

ダレッサンドロの離脱によりエンガンチェ不在。
しかし、メンデスとリベーロが復帰という朗報があります。
ヒルシーグも軽く負傷していましたが、明日の試合には間に合うようです。

03前期で勝って以来、ピンチャにはHOMEで勝利していませんが、そんなこと気にしている場合ではありません。
もういい加減ゴールを決めて勝たなければならないのです。
首位のチームとはいえ、サブ主体の相手に負けたら言い訳できませんからね。

2008年2月28日木曜日

主力のパス所有率判明!

今日は朝から雨模様で、私のお腹も下り坂。
ということで、カンチャでもらった雑誌をほじくり返して読んでいました。
その中に、一昨日書いた主力18選手のパスについて所有率を示すものがありましたので、まとめて再度掲載したいと思います。
(金額は一昨日も載せたクラリンによるパス100%分の時価で、略号は、SL=サン・ロレンソ、G=ティネーリ等の投資家グループ、他=他クラブや選手本人もしくはG以外の投資家です)

オリオン:5百万ドル(SL=100%)
ゴンサーレス:1.5百万ドル(SL=100%)
メンデス:2百万ドル(他=100%)
ボティネーリ:3百万ドル(SL=50% G=50%)
プラセンテ:5百万ドル(他=100%)
リベーロ:2.5百万ドル(SL=100%)
J.M.トーレス:2百万ドル(G=100%)
ビーロス:2百万ドル(他=100%)
ダレッサンドロ:10百万ドル(G=50% 他=50%)
ベルヘッシオ:8百万ドル(G=50% 他=50%)
シルベーラ:3百万ドル(SL=100%)
シャンパーニュ:1百万ドル(SL=100%)
トゥーラ:1百万ドル(SL=100%)
アギーレ:1.5百万ドル(SL=30% 他=70%)
ヒルシグ:3百万ドル(SL=100%)
A.トーレス:3百万ドル(SL=50% 他=50%)
メンセゲース:2百万ドル(SL=50% 他=50%)
ロメーオ:5百万ドル(SL=100%)
合計:60.5百万ドル

18選手中、完全所有が8人、半分所有が3人、30%所有が1人、無所有のレンタルが6人でした。
主力の所有分だけだと9.8人で、イレブンが組めないんですね。。。

今現在、クラブ所有選手でオリオンとシルベーラ、ジョナタン・ボティネーリの3人は高値で売れるだろうといわれています。
オリオンにはナポリから、シルベーラにはメキシコのクラブからそれぞれリストの金額でオファーがあり、ともにクラブが拒否したという実績があります。
また、時おり代表に招集されるジョナタンも将来有望です。
彼の場合、ラモン・ディアスを残留させる際にお金が必要だったため、すでに50%を投資家グループに売却してしまいましたが。

他の選手は、購入価格とトントンか、それを下回ることになるでしょう。
例えば、クラリンが3百万ドルとしている100%所有の選手は、いくらで買ったのか知りませんし名指しはしませんが、この値で売れたら奇跡というほかありません。
また、ロメーオには5百万ドルの値がついています。
しかし、サン・ロレンソがその値で買い戻したとは思えませんし、かつてのようにゴールを量産するようになったとしても、年齢的に5百万ドル出して買うクラブは現れないでしょう。
クラリンは一部の選手を除いて数字の根拠を示していませんので、実際のところ、金額は当てにならないのです。

ただ、クラブ所有で18人には入っていない主力級の選手もいます。
現在紛争中のサハにもまだまだ高値がつくと思いますし、アセベードやオルティースもこれから大きく羽ばたくだろう選手です。
ウニベルシダ・カトリカにレンタルで出したジョナタンの弟、ダリーオ・ボティネーリなども、今後は値が高騰するでしょう。
彼はリベルタの1,2戦でともにゴールをあげ、現在絶好調です。
今になってみて惜しい話ですが、なんで貸しちゃったんでしょうね?
息子のエミリアーノとポジションが被るからでしょうか(笑)

最後にこんなこともありました。
"ガタ"フェルナンデスをメキシコのティグレスに売却した際に、クラブのオフィシャルサイトは、「ガタのパスはサン・ロレンソが36%強を、リーベルが64%弱を所有していたため、売却代金の2.15百万ドルはその所有比率によって分けられた」としていました。
しかしカンチャの雑誌では、リーベルのところが投資家グループになっていて、「ガタのパスはサン・ロレンソが0.4百万ドル(36%強)、投資家グループが0.7百万ドル(64%弱)で買取・所有していたため、売却代金の2.15百万ドルはその所有比率で・・・」となっています。
そしてクラリンでは、「ガタのパスは投資家グループが1.1百万ドルで100%買い取っていたので、売却代金の3.04百万ドルは全額彼らの手に渡り、2百万ドル弱の売却益を上げた」といっているのです。

もう何が何だか。。。
有望な若手が知らないうちに投資家グループに売られていた、なんてことが今後もあり得るのかもしれません。

2008年2月27日水曜日

リベルタドーレス2008 グループ1 カラカスvsポトシ結果

昨日、グループ1の2節のもう1試合、カラカスFC対レアル・ポトシ戦がベネズエラで行われ、HOME2連戦のカラカスが2-1で勝利、サン・ロレンソ戦に続く連勝で勝ち点を6に伸ばしました。
2点先行して迎えた前半終了間際に退場者を出したカラカスは、後半ポトシに1点を返されましたがリードを守りきり、引き分けもしくはAWAYのポトシ勝利が理想だったサン・ロレンソには、一番ありがたくない結果となっています。

一方のポトシはAWAY2連戦で2連敗となりました。
しかしこちらも侮れないチームです。
2失点は単純な守備の乱れからでしたが、試合を通してみせた攻撃には迫力がありました。
第3節、サン・ロレンソは3月11日に敵地ボリビアでこのポトシと対戦、もう1試合の1位・2位対決クルゼイロ対カラカスは、1週間前の3月4日にブラジル、ベロ・オリゾンテで行われます。

     <グループ1順位表>

上にいる2チームは直接対決を2試合残していて潰し合います。
サン・ロレンソともそれぞれ1試合ずつ対戦があります。
我々が残りを全勝すれば、両方もしくは片方は抜けるのです。
つまりマジック4です。
なんだ、簡単なことじゃないですか!

2008年2月26日火曜日

目下クラウスーラで最下位、主力の価格は?

ちょっと前のクラリンに、現在のサン・ロレンソの主力18人(スタメン11人+ベンチに入れるサブ7人)の市場価値は6千万ドル強だとありました。
この数字は年俸総額ではなく、各選手のパスを100%売却した場合に発生する金額の時価総額です。
算出基準は、ダレッサンドロなど最近加入した選手はその際の購入価格、オリオンなど最近オファーがあった選手はその価格、その他はクラリンの推定価格だそうで、その内訳は、

オリオン:5百万ドル(以下同単位)
ゴンサーレス:1.5
メンデス:2
ボティネーリ:3
プラセンテ:5
リベーロ:2.5
J.M.トーレス:2
ビーロス:2
ダレッサンドロ:10
ベルヘッシオ:8
シルベーラ:3
シャンパーニュ:1
トゥーラ:1
アギーレ:1.5
ヒルシグ:3
A.トーレス:3
メンセゲース:2
ロメーオ:5
合計:60.5

となっています。
ちなみに同条件でリーベルは87百万ドル、ボカは82百万ドルで、この2クラブに次ぐ60百万ドル強の価値がある戦力でサン・ロレンソは戦っているのです。
(そしてリーグ3節を終え現在最下位です。。。)

注意しなければならないのは、この金額はあくまで18選手各人のパス100%の時価総額で、クラブでパスを所有していない場合は、その資産とはいえないということです。
例えば、今期加入したプラセンテはパスを100%自己所有しており、サン・ロレンソの所有率は0%。
また、同じく新加入のダレッサンドロとベルヘッシオには「それぞれパス50%買い取りで5.1百万ドルと2.5百万ドル※、計7.6百万ドルのお金が動いた」とクラリンはいっていますが、クラブはこれに1銭も支払っておらず、1%たりともこれら2選手を所有していないのです。

※ダレッサンドロは50%で5.1百万ドル、100%にすると10百万ドルで
 リストの金額とだいたい合いますが、ベルヘッシオは50%で2.5百万ドル
 だと100%では5百万ドル、リストの8百万ドルに届きません。
 リストの金額か、パスの買取割合のどちらかが間違っていると
 思います。
 クラリンですので、よくあることです。

それでは誰がダレッサンドロとベルヘッシオを買ったのか?
答えは簡単、最近はやりの外部の投資家が彼らを買ったのです。
これら2選手のケースでは、熱狂的サン・ロレンソファンのテレビ司会者マルセーロ・ティネーリとその投資家グループが絡み、彼らが相当な割合のパスを買い取って連れてきました。
彼らにとっては、愛するクラブを助けることができるうえ投資の対象にもなって、一石二鳥というわけです。
ただ、本来こういった投資は好ましくないということで、パスの所有はクラブ(もしくは選手本人?)に限られており、2選手の名目上の50%所有者はサン・ロレンソになっています。
しかし、身銭をいっさい切っておらず事実上の所有者ではないクラブには、2選手を売却した際に何も入ってこないのです。

60百万ドル強のうち、サン・ロレンソ所有分は一体いくらなんでしょうね。
気になります。

2008年2月25日月曜日

ダレッサンドロ、15~20日間アウト

昨日のリーベル戦で負傷した"カベソン"ダレッサンドロは、右太腿肉離れで復帰には最短でも15日はかかる見通しで、3月11日のリベルタ第3戦AWAYのポトシ戦出場を目指して、しばらくの間、治療に専念すことになります。
ラモンの構想外だったモンティージョをチリに売却し、チームには他にエンガンチェがいない状態で、「ダレに何かあったら・・・」は前々からいわれておりました。
それが不調のチームに追い討ちをかけるかのように現実のものとなりましたが、負傷した本人もかなりヘコんでおります。

しかしこれには別の理由もありました。
カベソンは交代で退く際、古巣のリーベルサポーターからは盛大な拍手と若干の指笛(=ブーイング)で、サン・ロレンソサポーターからは拍手で見送られました。
しかし彼はリーベルのサポーターが陣取るメインスタンドに向かってのみ手を振って応えたため、AWAYに陣取る我々のヒンシュクを買い、「(今お前が所属してるのは)サン・ロレンソなんだぞ、バカ野郎!」と、叱責の歌を浴びせられることになったのです。
私が家に帰ってテレビをみると、この歌に戸惑うカベソンの表情がしっかりと捉えられておりました。

昨日はさらっと書きましたが、現サン・ロレンソ監督のラモン・ディアスも「ペラード、ペラード」と連呼され、リーベルサポーターから温かく迎えられております。
しかしここで、カベソンとは経験の差が出ました。
彼はHOMEのサポーターが陣取る各方面に手を振ると、最後に我々が陣取るAWAYゴール裏2階席にもきちんと挨拶したのです。
我々も、「ラモン・ディアスの手で優勝するぞ!」と歌いそれに応えました。
これに対しては、リーベルサポも「(俺たちが)ラモンのチーム!」と歌い応戦しましたが。。。
それでは、チョロの立場はどうなるのでしょう(笑)

幸い、カベソンとシクロンサポの関係が決定的に壊れたわけではありません。
まぁ今回はアマリージャ1枚ということですね。
みな早く戻ってくることを願ってますよ。

クラウスーラ2008 第3節 vsリーベル(A)結果

20チーム中唯一の勝ち点ゼロで最下位転落です。
とにかく1点が欲しいサン・ロレンソは、今日も攻撃の姿勢をみせて相手ゴールに向かいましたが、多くはシュートに至る前にはね返され、チャンスらしいチャンスをほとんど作れませんでした。
相手のリーベルは、サン・ロレンソの自滅もあり、オフェンス〇、ディフェンス◎。
こちらの完敗です。

ラモンは、自身にとって特別な試合に4-4-2を選択し、またしても予想と異なるスタメンを組んできました。
8番での出場が予想されていたヒルシグを5番に入れてチャコとドブレ・シンコを組ませ、空いた8番にメンセゲースを入れてきたのです。
この選択は、少なくとも序盤は当たっているように思えました。
ダレッサンドロを基点に、このメンセゲースとベルヘッシオがサイドから崩しにかかり、そこそこ期待の持てる攻撃ができていたのです。
しかしすぐに不測の事態が起こります。
ダレッサンドロが負傷退場。。。
以後、オフェンスの核を失ったシクロンは、相手を脅かすような攻撃ができなくなり、サイドからにしろ、中央からにしろ、単調な攻めを繰り返すのみとなりました。

失点のシーンを振り返ると、1点目はコーナーキックからで、ファルカーオをマークしていたトゥーラが最後まで付ききれなかったことによるもの。
2点目は、右サイドで展開中の相手の攻撃に守備が偏ってしまい、左サイドを駆け上がってきたアベライラスにパス1本でGKと1対1の状況を与えてしまったためです。
どちらも集中していれば防げた失点だったでしょう。

それぞれの元選手・監督を私ら彼らがどう迎えたかにも触れておきます。
両チームが入場するとまず、私たちが「ウルグアージョ」コールをアブレーウに送りました。
それに続き、鶏小屋の人たちも「ぺラード」コールでラモンを迎えました。
2人とも手をあげてそれに応えています。
それから、ダレッサンドロ、プラセンテも概ね好意的に受け入れられていました。
一部のニワトリたちは、特にダレッサンドロがボールを持つ度にブーイングの指笛をならしていましたが。

他にもいろいろありますが、今は元気がありませんので、明日気が向いたら書きたいと思います。
次節は土曜日に、リーグ戦開幕3連勝でベレスと並び首位のピンチャをHOMEに迎えます。

     <対戦表>

     <順位表>

2008年2月23日土曜日

クラウスーラ2008 第3節 vsリーベル(A)直前情報

明日のリーベル戦、公式戦では今年最初のクラシコです。
モヌメンタルを訪れるシクロンの予想スタメンは以下の通り。

GK:オリオン
DF:ゴンサーレス
DF:アギーレ
DF:ボティネーリ
DF:プラセンテ
MF:ヒルシグ
MF:J.M.トーレス or アセベード
MF:ビーロス or A.トーレス
10:ダレッサンドロ
FW:ベルヘッシオ
FW:シルベーラ

クルゼイロ戦に続き4-3-1-2で、まったく同じかほぼ同じメンバーになるようです。
(これを書いている時点では、各社予想が割れています)
中2日ですので、選手交代も鍵になるでしょう。

この試合は、クラシコであることに加えて、元リーベルの監督・選手が「客人」としてかつての我が家に帰ってくるということで、かなり注目されています。
すでにシクロンを率いて1年以上経つラモンですが、モヌメンタルで古巣と対戦するのは今回が初めて。
ダレッサンドロとプラセンテもアルゼンチン復帰後まもなくで、リーベルを離れてからは当然初です。

一方ヌーニェスにも、元ボエード区民だった"ロコ"アブレーウが加入し、夏季トーナメントではサン・ロレンソ相手にさっそくPKを決めています。
昨日テレビ番組に出演した彼は、「アスルグラーナのユニフォームやサポーターをみると懐かしく思う。でもプロである以上、グラウンドに立っている90分間はそういった懐かしさや愛情は封印しなければならない」と発言。
「日曜日もゴールを狙っていく」と宣言しています。
ちなみにロコは、夏季でそのPKを決めた際には喜びを表しませんでした。
いま担っている責務を果たしつつ、かつての所属チームにもしっかり敬意を払っています。

最悪のスタートとなったクエルボに、まあまあのスタートを切ったといえるガジーナ。
しかし直近2試合(コパ含む)はともに敗戦とスコアレスドローで終えており、チーム状況は青赤↑、赤襷↓と見る向きもあります。
カラスが先か、ニワトリが先か。
再び勝利の美酒を味わうのは、我々が先であって欲しいです。

最後にサハの続報を。
昨日、許可を得てない状態のままスパイクとグローブを持って練習に現れましたが、やはり追い返されてしまいました。
実にアルゼンチン人らしいストレートかつ大胆な行動です。
でもここは我慢の時ですよ、チーノ。
AGUANTE!

ポジションと番号について

「ポジションを番号で示されることがありますが、よくわかりません」というメールを頂きました。
スミマセン。。。

アルゼンチンではかつて、4-3-3のシステムが主流でした。
その時に、
DF(右から):4番、2番、6番、3番
MF(同じく):8番、5番、10番
FW(同じく):7番、9番、11番
と、ポジションに番号が付けられました。
背番号固定制ではなかった当時、スターターはこのポジション(番号)に沿った背番号をつけていたのだと思います。

その後、ツートップにエンガンチェ(トップ下)を置いた4-3-1-2が長い間主流をなし、エンガンチェなしでボランチ1枚増の4-4-2も好んで使われるようになりました。
代表はともかく、国内リーグでは今でもこのどちらかで戦うチームが多いです。
(Oleの08後期選手名鑑によると、約半数のチームが4-4-2、1/4が4-3-1-2)
そしてこの変遷にともなって、ポジションの番号は以下のように変更されたのです。


4-4-2のダブル・ボランチは5番2枚となり、「ダブル・ファイヴ」の意味で「ドブレ・シンコ」といいます。
またFWの9番と7番はタイプによって決まります。
9番は、世界的にそうであるようにストライカーで、基本的に体格とパワーが必要。
7番は、前線でひっかき回して9番を助けるのが主な役割で、スピードと個人技が求められます。
9番はバティやクレスポ、ロメーオのような選手で、7番はサビオーラやメッシ、ラベッシのような選手と言えばイメージしやすいでしょうか。
もちろん、7番が点を取ったらいけないということはありませんし、メッシみたいにゴールを量産してくれたら言うことありません!

昔のことなど、友人に聞いた話も参考にして書いてみました。
表記が簡単なので、これからも番号を多用することになると思います。

2008年2月22日金曜日

AWAYのリーベル戦、準備万端!

残念ながら、準備万端なのはチームではなく、私の観戦についてです。
先ほど、大雨の中、日曜日のチケットを取ってきました。
今日は中心街のクラブ事務所でPLATEAのみの販売で、明日からはカンチャでPOPULARも販売開始となりますが、POPULARは月々の会費をきちんと支払っているソシオのみ購入可能と制限があるものの、リーベルからの割り当てが少ないので調達できない可能性があります。

場所はともにゴール裏なのにPOPULARが24ペソ(約840円)に対して、PLATEAは70ペソ(約2,450円)とかなり割高。
しかし、さんざん悩んだ末、PLATEAにしました。
PLATEAの割り当ても少ないですが、この価格では間違いなく売れ残るので入手が楽です。
さらに、ゴール裏でもPLATEAと名乗った場合はシートがあるはずなので、まだまだずっと立っているには厳しい腰の状態も考慮しました。
イスがあるかないかで約3倍の価格差。
ぼろい商売ですね。

今回は、いつもHOMEの試合を一緒に観戦している友人も、久しぶりにAWAYに参戦します。
といっても私とは別行動で、放送席での観戦だそうです。
昨日のハーフタイムに、「息子がTyCでバイトしてるから、特等席で観られるんだ」と自慢げに話していました。
2節のサン・マルティン戦後、「リーベル行く?」の問いに「行かない、彼らは俺たちを息○にしてるんだぞ」と言っていたにもかかわらず、この変わり様。。。

まぁ彼の言うとおり、リーベルには直接的な関係で優っているところは一つもありませんし、確かモヌメンタルでは17回しか勝ってないと思います。
間接的な関係で言えば、彼らの宿敵ボカにサン・ロレンソは直接対決で勝ち越していますが、リーベルのパパを名乗る根拠にはなりえません。
リーベルは国際タイトルの数と直接対決でボカに劣っているので、毎回「ボカに勝ってみろ!」と我々は歌いますが、すぐに「リーベルに勝ってみろ!」と歌い返されるのです。
あとは、カンチャに陸上トラックがないことと、インチャーダ、バーラブラーバスが問題を起こすことが少ないこと、インチャスが我慢強いことくらいしか思い浮かびません(笑)

リーベルは今週コパがなく休養十分です。
コンディション的にも不利ですが、今シーズンの公式戦初勝ち点と初無失点は昨日記録しましたので、続けて初ゴールと初勝利を、このリーベルからあげたいです。

リベルタドーレス2008 グループ1 vsクルゼイロ(H)結果

猛攻実らず。
負けなかったことを除けば、土曜日の試合の再現といった感じでした。
相手のクルゼイロは、前半やたらエリア外からシュートを打ってきて、攻撃のチームであることを早々に再認識させられましたが、いかんせんパスミスが多く、今日は自慢の攻撃力が影を潜めていました。
初戦で勝ち点3をあげて引き分けでも御の字の彼らは、後半に入るとあからさまな時間稼ぎに終始し、時おりカウンターを繰り出してくるのみ。
対するサン・ロレンソは、相手の不調と戦い方に助けられたこともあり、尻上がりに調子を上げて攻撃を仕掛け続けました。
しかしシルベーラとロメーオ(途中出場)の最後の一振りが今日も不発、ことごとく決定機を逃しました。。。
チャンスが少ない時には確実に決めてきた彼ら、チャンスが無数にあると入らなくなるとは不思議なもんです。

以下、目立った選手について書きます。
まず、悪かった方です。
試合当日になり、スタメンの11番はA.トーレスではなくビーロスかという情報が流れ出し、ラモンの選択はその通りビーロスでした。
しかしこれが完全に裏目に。
彼が出ていた間、左サイドが死んでいました。
まったく走らず、当たりにも行かないビーロスは、趣味のウォーキングを楽しんでいるかの如く左サイドでフラフラ。
結果としてプラセンテの攻撃参加も抑制しました。
またプラセンテ自身もいいところがありませんでした。
せっかくいい上がりをみせても肝心のクロスの精度がさっぱりで、スタンドでは「奴は右利きだったっけ?」の声も。
ビーロスは今に始まったことではなく毎回こんな感じなので、これからも期待はできないでしょう。
ただ、プラセンテはこのままでは困ります。
昨年の後半をまったくプレイせずに過ごしたと思いますが、これが今の彼の実力だとは信じたくないですね。

良かった選手には3人挙げたいと思います。
最初はアギーレ。
今日の彼は1対1でもドタバタせずに無難にこなし、「やればできる」というところをみせてくれました。
メンデスが少なくとも日曜のリーベル戦はNGなので、このまま安定したプレイを続けて欲しいです。
次にベルヘッシオ。
前半から走り回っていくつかチャンスを作った彼は、ラベッシの後釜として期待が持てそうです。
後半疲れてロメーオと交代しましたが、まだまだパフォーマンスも上げてくるでしょう。
そしてアセベード。
文句のつけようがありません。
サン・マルティン戦に続き好調で、正確無比なサイドチェンジ、前線へのフィードの数々には、スタンドから喝采が沸き起こりました。
もうレギュラー確定でいいんじゃないでしょうか。

とりあえず、引き分けという最低限の結果で、次につなげることはできました。
次回は3月11日にAWAYボリビアでポトシと対戦です。

     <対戦表>※ブラジル人の名前は適当に書いています。

     <グループ1順位表>

なお、昨日のグループ3、マラカイボ対ボカは1-1の引き分け。
マラカイボは勝ち点1を獲得し、ボカは勝ち点2を失いました。
元オンセ・カルダスの宿敵エナーオから1ゴール奪って追いついたことは、評価してあげましょう。