猛攻実らず。
負けなかったことを除けば、土曜日の試合の再現といった感じでした。
相手のクルゼイロは、前半やたらエリア外からシュートを打ってきて、攻撃のチームであることを早々に再認識させられましたが、いかんせんパスミスが多く、今日は自慢の攻撃力が影を潜めていました。
初戦で勝ち点3をあげて引き分けでも御の字の彼らは、後半に入るとあからさまな時間稼ぎに終始し、時おりカウンターを繰り出してくるのみ。
対するサン・ロレンソは、相手の不調と戦い方に助けられたこともあり、尻上がりに調子を上げて攻撃を仕掛け続けました。
しかしシルベーラとロメーオ(途中出場)の最後の一振りが今日も不発、ことごとく決定機を逃しました。。。
チャンスが少ない時には確実に決めてきた彼ら、チャンスが無数にあると入らなくなるとは不思議なもんです。
以下、目立った選手について書きます。
まず、悪かった方です。
試合当日になり、スタメンの11番はA.トーレスではなくビーロスかという情報が流れ出し、ラモンの選択はその通りビーロスでした。
しかしこれが完全に裏目に。
彼が出ていた間、左サイドが死んでいました。
まったく走らず、当たりにも行かないビーロスは、趣味のウォーキングを楽しんでいるかの如く左サイドでフラフラ。
結果としてプラセンテの攻撃参加も抑制しました。
またプラセンテ自身もいいところがありませんでした。
せっかくいい上がりをみせても肝心のクロスの精度がさっぱりで、スタンドでは「奴は右利きだったっけ?」の声も。
ビーロスは今に始まったことではなく毎回こんな感じなので、これからも期待はできないでしょう。
ただ、プラセンテはこのままでは困ります。
昨年の後半をまったくプレイせずに過ごしたと思いますが、これが今の彼の実力だとは信じたくないですね。
良かった選手には3人挙げたいと思います。
最初はアギーレ。
今日の彼は1対1でもドタバタせずに無難にこなし、「やればできる」というところをみせてくれました。
メンデスが少なくとも日曜のリーベル戦はNGなので、このまま安定したプレイを続けて欲しいです。
次にベルヘッシオ。
前半から走り回っていくつかチャンスを作った彼は、ラベッシの後釜として期待が持てそうです。
後半疲れてロメーオと交代しましたが、まだまだパフォーマンスも上げてくるでしょう。
そしてアセベード。
文句のつけようがありません。
サン・マルティン戦に続き好調で、正確無比なサイドチェンジ、前線へのフィードの数々には、スタンドから喝采が沸き起こりました。
もうレギュラー確定でいいんじゃないでしょうか。
とりあえず、引き分けという最低限の結果で、次につなげることはできました。
次回は3月11日にAWAYボリビアでポトシと対戦です。
<対戦表>※ブラジル人の名前は適当に書いています。
<グループ1順位表>
なお、昨日のグループ3、マラカイボ対ボカは1-1の引き分け。
マラカイボは勝ち点1を獲得し、ボカは勝ち点2を失いました。
元オンセ・カルダスの宿敵エナーオから1ゴール奪って追いついたことは、評価してあげましょう。