2011年7月25日月曜日

リーグ改革案、AFA役員会承認

協会スポークスマン、エルネスト・チェルキス・ビアーロが今晩発表。
「これからじっくり検討」なんてものではありませんでした。


今日のAFA役員会にて、フリオ・ウンベルト・グロンドーナ会長により提案されたリーグ改革プランが、賛成多数により承認されました。

<投票結果>
・賛成:22
・反対:0
・棄権:4
・欠席:1

投票数は2部以下のクラブの代表者も7人含まれているため20以上です。
オレ紙によると棄権したのはラシン、ベレス、オール・ボーイス、ニューウェルス。
欠席したのはオリンポ。

通常、提案から検討期間が設けられて投票という流れらしいですが、あっという間のスピード採決になりました。

では、何をそんなに急ぐのか?
今年は国の大統領選挙があり、現プレシデンタはリーベルの1年での1部復帰を支援し、多数いるそのインチャスからの支持を取り付けたい。
さらに協会の会長選挙もあり、現プレシデンテは今シーズン1部を戦うクラブには降格無しを保証、同2部を戦うクラブには来シーズンほぼ無条件で1部に昇格できることを確約し、体制を盤石なものにしておきたい。
という、ほとんど表になっている裏事情があります。
これら権力者たちががっちりタッグを組んだという訳です。

しかし元々この計画は、AFA会長選挙でライバルになるであろう2部インデペンディエンテ・リバダビアの会長ダニエル・ビーラが降格決定直後のダニエル・パサレーラCARP会長に持って行ったところから始まり、DTセルヒオ・バティスタ以上にヤル気満々のドン・フリオがカーサ・ロサーダの住人たちから放映権料諸々のバックアップを受けて乗っかったというから面白い。
コパ・アメリカでアルゼンチンにやって来たジョセフ・ブラッターFIFA会長にも、後から難癖をつけられないようにしっかりと根回ししてあることでしょう。

新しいところでは、入替戦なしの4チーム自動降格になると言われています。
正式決定は10月18日(火)に開催される総会にて。
それまでにこれら細かいところを詰めて行くようです。

今後、ひっくり返る可能性は低くとも、ゼロではありません。
今期スタート後に今季の降格なしがなしになる、なんてことがあるかもしれませんので、CASLAはできる限りポイントを積み重ねておく必要があります。

変えてはみたものの、何だかイマイチ。
やっぱり元に戻そうか、なんてなったら大変です。
20チームが2部降格とか、凄まじいことになります。

これで本当にいいのかな?