2008年10月23日木曜日

横綱相撲

A:でも何か足りねぇよな、何つーかこう・・・
B:うまく行き過ぎてつまんねぇ、か?

前節終了後、外に出られるのを待っている間にスタンドで交わされた会話です。
言うまでもなく、サン・ロレンソは今期ここまで絶好調。
その成績には文句のつけようがありません。
余裕から生まれた言葉ではあります。

しかし、味気なさを感じているのも事実。
つまり、試合には毎回勝って欲しいと思いそれに応えてくれているチームにはもちろん満足ながら、どこかで「もうちょっと苦労して優勝したい」というのが、我々カラスたちにはあるのです。

昨日、リーベルはHOMEでのスダメリカーナ準々決勝第1戦を落としました。
日曜日のスーペルクラシコに次ぐ連敗で、試合中ガジーナスは、「俺たちインチャスはボステーロスに勝ってたのに、お前らは負けやがった」という歌を自チームの選手たちに向かって歌っています。
現在、リーグでの順位が下から2番目。
最大のクラシコにも敗れ気持はわからなくもないですが、この間優勝したばかりではないのか?
そういえば、03後期で優勝した後に03前期で中位に低迷した際にも、さっそく指揮官のペレグリーニに「出てけ!」だの何だの言ってたな。


リーベルのインチャスはやはり多くない。
何より奴らにはHUEVOS(=タマゴ=キン〇マ=根性)がない。
"常勝チーム"としてのリーベルについて行くニワトリが多いだけ。
ガシ~ナスが今のクエルボスの状況にいたら手放しで大満足に違いない。

時々話題にするケメーロのキオスコおやじ。
ペーニャのペナントが出来上がった時に、嫌みで1枚持って行きました。

サイクロン:これ君にもあげるよ
ハリケーン:そんなの要らねー、いや甥っ子用にもらっとくか
サイクロン:甥っ子?
ハリケーン:あー、一族でうちの一家だけウラカンなんだ
サイクロン:あっそう、君んちだけ間違えちゃったんだね
ハリケーン:いいんだよ、フッボルでは病むのが好きなんだから

敵ながら、同感できる部分がありました。
いや、彼らのように病んだままというか病み過ぎなのは正直つらい。
でも、患った後の1ゴール、1勝、優勝の方が喜びが大きいというのは確かなのです。

シクロンが幸せに優勝するにはどうすればよいか。
負けるのは嫌だけど、勝ち点5差はちょっとつき過ぎ。
なので、日曜日にラシンと引き分けるのはありかもしれない。
その上で、ティーグレ他が最後まで喰らいついてきてくれれば。

突っ走っても心から満足できず、かといって不甲斐ない戦いぶりも見たくないとは。
烏たちは鶏たちよりわがままかも(笑)

まあでも、「『横綱相撲』をたまには見たい」が本音。