2008年7月20日日曜日

FELIZ DIA DEL AMIGO!

今日はアミーゴの日。
ということで、サン・ロレンソ・デ・アルマグロがキャンプでお世話になった、友人のサン・ロレンソ・デ・マル・デル・プラタを紹介します。
(ごく簡単に。。。)

サン・ロレンソ・デ・マル・デル・プラタの正式名称は"CLUB ATLETICO SAN LORENZO"。
"DE MAR DEL PLATA"は混同を避けるための単なる付け足しです。
他にも「マル・デル・プラタの」という意味の形容詞"MARPLATENSE"が付けられる場合があります。
以下、マルデルの方は"CASL"、ボエードの方は"CASLA"と略します。

CASLはCASLAに魅せられたマルデルの人々によって、1921年8月1日に設立されました。
CASLAが誕生してから13年と4ヶ月後です。

CASLはCASLAのBチームや育成チームではなく、独立したクラブです。
関連があるとすると、心のつながりに基づくちょっとした協力関係だけになります。
つまり、キャンプ地の提供などです。(といってもタダではないです)

このような設立経緯を持ったクラブは、通常クラブカラーやユニフォームのデザインが元になったクラブと同一になります。
しかしCASLのユニは同じ縦縞ではあるものの、カラーは赤黒。
これには3つの説があります。
①当時は白黒写真の時代で、青赤が赤黒に見えたため
②最初に発注したユニが誤って赤黒で作成されたため
③設立メンバーにイタリア系移民が多く、ACミランへの敬意から
と。

CASLはこれまでトップカテゴリーに計11シーズン在籍しています。
これはマルデルのクラブの中で最多です。
通算成績は140試合29勝27分84敗。
ベストシーズンと言える1973年には、NOB、リーベル、ラシン、ピンチャ、ラヌースそしてCASLAを破りました。

CASLとCASLAの公式戦での対戦はこれまでに8試合。
その成績はCASLの3勝1分4敗と、なかなか手強い相手でした。
11シーズンで8試合は少ない気がしますが、昔はリーグのシステムが違ったのでそのためだと思います。

CASLはあることで有名です。
なんと、あのディエゴ・アルマンド・マラドーナに記念すべきプロ初ゴールを決められているのです。
1976年11月14日、マルデルでの試合に集まった観客はたったの1,355人だったと言います。
アルヘンティノスが5-2で勝利したこの試合に彼は途中交代で出場し、初ゴールに続けて2点目もゲット。
そしてD10Sが100ゴール目を奪った相手もCASLでした。

現在。
1985年のシーズンを最後に下へ下へと落ちていったCASLは地域リーグで奮闘中。(下図で赤矢印の方の一番下)



しかし近年、組織的・経済的に立て直されたことからちょっとずつ上昇の兆しを見せています。
目下リーガ・マルプラテンセのグループBで首位から4ポイント差の位置につけ、そこで優勝すればアルヘンティーノC(図にある"Torneo del Interior"のこと)に昇格です。

待ってるぞ!サン・ロレンソ・マルプラテンセ!!