2008年7月7日月曜日

スタートしたものの・・・

波乱含みの船出です。


まず、朝8時の集合にJ.M.トーレスがやってこず、午前のメディカルチェックとフィジカルトレーニングを欠席に。
当所何の連絡も寄こさず、12時近くになってようやく、「(故郷)チャコからの帰途、車が故障した」と電話してきました。
キャンプ地マル・デル・プラタに向かうバスが出発する直前にやってきて何とか間に合いましたが、ルーソのお咎めを受けたそうです。

逆に朝の練習には参加したものの、マル・デル・プラタに向かうことを拒否した選手がいました。
オフシーズン、エストゥディアンテスへの移籍がささやかれる中、ひとり休暇も取らずに毎日カンチャで走り込みを行っていたクリスティアン・トゥーラ。
まじめな彼は何事もきっちりさせておきたいタイプのようで、報奨金の未払いを理由にバスに乗り込むことを拒んでいます。
ブエノス・アイレスに留まった彼に対して会長のサビーノは不快感を示し、「報奨金の問題は他の選手にもある。給料はきちんと払っているし、この問題も近日中に解決される予定なのだから、(他の選手と同様に)行くべきだった」と言っていますが、その前に「支払いが遅れて申し訳ないが」とか、一言付けなさい!

一方、契約が切れて口頭での合意のみにもかかわらず、セバスティアン・メンデスは帯同。
「もう31歳だし、あと2年ここでプレイすることになる。サン・ロレンソを最後のクラブにするつもりだ」とうれしいコメントを残しています。

また、ラモン・ディアスには完全に干されていたエルナン・ペイローネの参加も決まっています。
05後期にはボカ相手にハットトリックを達成し、ユース年代の代表でも活躍、一時期10百万ドルの値を付けた男ですが、その後は輝きを失っていました。
昨年の後半には、サン・ロレンソ100%所有のまま契約がまとまらず所属チームがない状態に。
今年ようやく復帰にこぎつけましたが、トップ出場はなく、「もう終わった」感を漂わせていたところです。
しかし、今後FWで去る選手が出てくる可能性があり、レセルバではそこそこの活躍を見せたことから、招集されています。
ルーソは「全選手ゼロからのスタート。キャンプで見極める」としていますので、チャンスを掴んで再び輝いて欲しいものです。

それから、昨日までラモンが指揮を執るチームへの移籍が99%確定と言われていたガストン・アギーレが、一転、残留の方向に動き出しました。
「今アメリカは外国人枠がいっぱいで、入る余地がない」という、何をいまさらな理由で頓挫しています。
「ずるずる長引かせるより、ここではっきりさせたおいた方が良い」という彼は、シクロン残留を明言。
まだ分かりませんけどね。

最後に、スペイン2部のカステリョンと交渉中のレオナルド・ウジョーアはキャンプに参加せず。
若手のネストル・ビジャルバもナシオナルB(2部)のプラテンセへのレンタルが決まり不参加。
代わりに同じく若手のサルバドール・レイノーソが入りました。

サン・ロレンソ・デ・アルマグロは、サン・ロレンソ・デ・マル・デル・プラタの施設を借りて、7月19日(土)まで彼の地でトレーニングを行います。

<キャンプ入りメンバー>
〇GK
オリオーン、シャンパーン、センテーノ、ベガ

〇DF
ゴンサーレス、メンデス、アギーレ、ビアンチ・アルセ
ボティネーリ、プラセンテ、ボボリール、メーサ

〇MF
リベーロ、ヒルシーグ、J.M.トーレス、アセベード
ダレッサンドロ、A.トーレス、マルティーネス、レイノーソ

〇FW
ベルヘッシオ、メンセゲース、シルベーラ
ロメーオ、アコスタ、ペイローネ、チャベス