2008年7月8日火曜日

マル・デル・プラタ1日目

今日からマル・デル・プラタでのキャンプがスタートしました。
9時開始の初日は、ルーソ新監督のスピーチからフィジカル中心のメニューに移り昼前にいったん終了。
午後は、シエスタをはさんで16時からボールを使った練習を行っています。

他方、ひとりブエノスにとどまったトゥーラが、インタビューに答えて状況を語りました。
「分割払いの報奨金3回分と20試合出場のプレミアがまだ支払われていない」そうです。

彼の言うことを抜粋すると、

「僕は労働者で要求する権利がある。そのやり方はそれぞれの選手に違いがあって当然」

「僕は(高給の)ヨーロッパで5年間プレイした選手じゃない。そこが(同じく未払いだけどキャンプ地に赴いた他の選手たちとの)違い」

「もう期限に達してる。サビーノはプレシーズンが始まる前にすべて支払うと言ってたけど、それは実行されなかった」

「契約は2年残ってるし、ここにいることには満足。ただ、このまま困難な状況にいたくない」

アルゼンチン人の彼に教えてあげたかった。
「アルゼンチンでは、期限"24時間"以内と言われれば"168時間"はかかり、"2日"以内と言われれば"2週間"以上かかるんだよ」と。
しかし、私は彼の側についています。(今のところ)

キャンプ地に戻りますと、今日メディアに対応した選手はベルヘッシオだけでした。
移籍に関して様々な噂がありますが、「今期もボエードでやりたい」と改めて表明しています。

曰く、

「ここは居心地がいいし、サポーターの熱い応援にも感謝してるんだ」

「明らかなのは、もしオファーがあったら、サン・ロレンソと僕の双方にメリットがあるかを考えるだけ」

「(以前、ボカが興味を示しているという話をふられた際に)『ボカに行きたい』なんて絶対に言ってないよ。ただ、『すべての選手が常にボカやリーベル、サン・ロレンソのような大きなクラブでプレイしたいと思ってる』と言っただけ。それを恣意的に捻じ曲げられたんだ」

国内移籍はうちのネットが不通の間にあった話で、立ち消えになったので書きませんでしたが、「海外クラブの他、ボカやリーベルも狙っている」というのが確かにありました。
彼の50%を所有するラヌーチはラモン・ディアスと友好関係にあり、リーベルのファンだと言われていますが、とりわけボカへの移籍に前向きな発言をしていたのを覚えています。
まあ、これもメディアを通してのものですが。

移籍した場合に、サン・ロレンソには何のメリットもありませんので、君は残らないとダメです!

それから、移籍先の外国人枠の問題により、現時点では残留濃厚となっているアギーレ。
今テレビを見ながら書いていますが、「アメリカのラモン・ディアスは『フェデリーコ・イグアイーン(兄)は構想外』と発言した」というニュースがありました。
外国人枠の扱いは国によって様々なので、詳しい話はこれから出てくると思いますが、普通に考えれば構想外→移籍→枠が空くということになりますね。

さて、新顔なしでプレシーズンを迎えたシクロンです。
全体を統括するサビーノは、「今いる選手が売れなければ、新しい選手は買えない」と言っています。
そして、現場を指揮するルーソは、「今いる選手が残るならば、新しい選手は必要ない」と。
少なくとも、両者で相反する認識を持っているわけではありません。

実際のところ、ミゲールは何人か欲しいはずですが、経済的な事情から、あっても地味な補強になりそうです。
少数でも、昨期加入した3選手のように"当たり"なら全くもってOK!!