代表のW杯南米予選のためリーグ戦がお休みの今週末、大半の選手はリラックスしたひと時を過ごしていることかと思います。
しかし、ここのところ問題ばかり起こしているオリオーンは例外で、昨日もやらかしてしまいました。
右腕にそのエンブレムを刻み込むほど愛しているミッドランド(プリメーラD=5部)の試合を観戦しに行った彼は、対戦相手ベラサテギのサポーターと小競り合いを演じています。
ラヌースのカンチャで行われた試合は、プリメーラC(=4部)のチームと入替戦を戦う権利を賭けた最後の一戦で、ベラサテギのHOME。
彼はミッドランドの幹部及び不出場の選手たちとともにメインスタンドに陣取って応援していました。
ゲームは終盤まで互いに無得点で、第1戦の結果から、オリオーンのチーム優位という状況で進みます。
しかし、残り10数分のところから急に動き出しました。
78分にHOMEチームが先制。
これでもまだマージンがあり、もう1点取られなければ大丈夫。
加えて80分には先制点を決めた選手が退場しました。
ミッドランドは残りの時間を逃げ切ればOKです。
が、目論見通りにはいかず。
90分、ベラサテギにPKを献上してしまいます。
痛恨の失点。
入替戦出場の権利は、最後の最後に追加点を奪われたミッドランドそしてオリオーンのもとから逃げて行ったのです。
HOMEのサポーターはサン・ロレンソのGKを挑発しに出ます。
そして試合展開や結果もさることながら、日頃から鬱憤が溜まっている彼は、まんまとそれに乗ってしまいました。
自らベラサテギのサポーターが陣取る席に近づいていったオリオーンは、1人、2人とつかみ合いになり、半ば殴り合いになります。
ミッドランドの人たちが彼を止めていなければ、おそらく重い処分が下される事態に発展していたことでしょう。
幸いプリメーラA(=1部)の試合以外は、AWAYサポーターの生観戦が禁止されていますので、サポーター同士の乱闘を誘発することはありませんでした。
彼の熱さは認めます。
5部のクラブを熱心に応援している人も好きです。
でも暴力は絶対ダメ!