
しかし同日午前、五月通りにある中心街の事務所に選手組合からさらなる訴えが届きました。
訴えを起こしたのは、ダミアン・アルビール、ディエゴ・エルネル、ネルソン・ベニーテス、フアン・マヌエル・トーレス、ギジェルモ・ペレイラ、フェリックス・オローデの元所属選手たちに、ガストン・アギーレ、ディエゴ・リベーロの現所属(リース中含む)を加えた8選手。
負っている額は、これらだけでおよそ1千万ペソ(約2億円)ともその倍とも言われています。
期限は来週水曜日の20日。
選手組合が起こせるアクションには種類があります。
前の3選手の場合は"INTIMACION"で、「通告」とか「要請」と訳されるもの。
今回のは"INHIBICION"で、「抑制」、「抑止」、「機能停止」というものです。
それでは、CASLAが全額清算もしくは支払い条件で各選手と合意できず機能停止状態になった場合はどうなるのか?
そのペナルティは大きく、以下のような不都合が生じることになります。
契約が切れているセバスティアン・ルーナ、パブロ・アルバラードとは更新できず。
既に新規契約を済ませたディエゴ・マルティーネス(買取オプション付きレンタル)、ガブリエル・メンデス(レンタルではなく80%買取予定)は試合に出られず。
合意済みも未サインのエンソ・カリンスキ(レンタルではなく42.5%買取予定)、オスマール・フェレイラ(レンタル)とは契約を結べず。
今後、他に合意に至った選手が現れたとしても契約できないのは言うまでもありません。
この事態を受け、明日13時にカルロス・アブド会長が会見を開きます。

場所はタンゴにも歌われるボエード地区の象徴、サン・フアン大通りとボエード大通りの交差点に面する新事務所。
そのお披露目を兼ねたものですが、テーマはこの借金問題に集中することでしょう。
なお、エストゥディアンテスからボカへの移籍がほぼ確定している元サン・ロレンソGKアグスティーン・オリオーンのパスは、ラファエル・サビーノ前会長体制下において最初の50%+残りの50%とも売却済みで、入って来るお金はもう無いそうです。