2011年6月1日水曜日

カラスの有名人たち(12)

アルゼンチンのドラマと言えば基本はワンパターンなラブコメ。
あとはシリアス系がちょっと。
派手なドンパチとか推理を働かせて謎を解いて行くような刑事ものは、警察が悪役にしかなりえないこの国では皆無です。
なので最早全く見ません。

しかしこんな私にも思い出の作品があります。
2003年、ブエノス・アイレスに住み始めた頃にやっていた高視聴率ドラマ"Son amores"。
そこで主役を張ったのが、カラスのミゲール・アンヘル・ロドリーゲスです。
その第1話(2002年放送)を紹介します。


ド田舎からオール・ボーイス入団のために首都へやってきたマルティン&パブロのマルケーシ兄弟。
ブエノスでプリメーラの主審を務めているロベルト・サンチェス(主役)に子供はなく、妻シルビアに逃げられたところから話はスタート。


ひとまず入寮した兄弟。
チームメイトのココそして代理人のパトと夜の街に繰り出し、弟パブロは離婚歴のある熟女ミチとさっそく怪しい雰囲気に。


ミチにはガリ勉娘のカンデーラあり。
別れた旦那は元レフェリーの審判部長ギジェルモ・カルモーナで、こちらは2番目の妻ローラと新生活。
サンチェスはリーベル対サン・ロレンソのクラシコを担当。
スタンド観戦するガジーナのカルモーナは同席者の不安に「全て段取り済みだから落ち着け」とするも、クエルボがアコスタのゴールで先制。
しかしカルデッティが同点弾。


後半、ペナルティエリア内でベトが倒されサンチェスはPKを宣告。
この判定に納得がいかないココが汚い言葉で主審をなじったところで、兄マルティンが自身の伯父(叔父)であると告げる。
ピッチでは倒された9番本人がきっちりと決め、2-1でアスルグラーナが勝利。(使用されているのは01前期第12節の試合で、実際はこの後マクシ・ロペスに決められ2-2の引き分けに終わっています)
試合後のロッカールームでは、カルモーナの腹心で副審のベルーチもPKのジャッジに不満。
寮でお金を紛失していることに気付いた兄弟はすったもんだの末、伯父を頼ることを決断。
モヌメンタルを去る主審をカルモーナが呼びとめバーラブラーバスの名前を出して脅すも、怯まないサンチェス。
頼るべき人が住むマンションに到着した二人は、管理人のウィルソンに追い払われる。
この時伯父は、ちょっとした事故から宿敵の新妻ローラと出会っていた。


新たな女性の出現に心が揺れ動くサンチェス。
マンションに戻るとウィルソンからいけすかない二人組が待っていたことを聞かされ、バーラスだと思い込む。
とはいえ、女性のケツを見るアルゼンチン男の標準動作は決して忘れない。
カルモーナと家に戻ったローラにはサプライズの誕生日パーティーが。
旧妻ミチの子カンデーラは祝福するも、後からやってきたミチ自身にその気はなくゴタゴタに発展。
一方、"バーラブラーバス"の訪問を受けたサンチェスは・・・

といったストーリー展開。
先に述べた通りミゲール・アンヘルはCASLAのインチャですが、劇中のロベルト・サンチェスも別の回でその旨告白しており、実人生通りの設定になっています。

面白いので、よかったら続きも見て下さい!

※上の動画は人様のものなので、消えちゃう可能性があります。