18節終了時点で勝ち点36にサン・ロレンソ、ティーグレ、ボカの3チーム。
このトップ3の最終節は、12月14日(日)17時20分からに決まりました。
直接対決はなく、それぞれ優勝争いに絡んでないチームと対戦します。
現在、サン・ロレンソが得失点差により1位、ティーグレとボカはすべての数字が一緒で並んでいますが、直接対決の結果を踏まえてか、順位表ではティーグレを上にしているところが多いです。
(私の場合はアルファベット順でボカを上にしています)
しかしこれはどうでもいいこと。
おさらいになりますが、優勝に関しては勝ち点のみが重要、得失点差、直接対決の結果、その他諸々はまったく考慮されないので、3チームとも1位なのです。
そしてこの下2ポイント差にラヌースと。(同じく日曜日17時20分から)
決着はやはりプレイオフを経てになるのか?
優勝決定戦は、規定上、最後の試合から72時間以内に開催することになっています。
以下、モデルケースです。
<2チームで決定戦>
条件
①トップ3中2チーム勝ち、1チーム引き分け以下、ラヌース関係なし。
②トップ3中2チーム引き分け、1チーム負け、ラヌース引き分け以下。
③トップ3中1チーム引き分け、2チーム負け、ラヌース勝ち。
12月17日(水)に中立地で一発勝負。
90分で決着がつかなかった場合は15分ハーフの延長戦、そこでも決まらなかった場合はPK戦に突入。
<3チームで決定戦>
条件
①トップ3いずれも勝ち、ラヌース関係なし。
②トップ3いずれも引き分け、ラヌース引き分け以下。
③トップ3いずれも負け、ラヌース引き分け以下。
④トップ3中2チーム引き分け、1チーム負け、ラヌース勝ち。
12月17日(水)、20日(土)、23日(火)に中立地で総当たりのミニリーグ。
カードは抽選により決定。
(例)
12月17日(水):A対B
12月20日(土):B対C
12月23日(火):A対C
ここでも勝ち点で並んだ場合はどうするのか?
得失点差や直接対決の結果等により決定? それとも再戦?
1968年のナシオナルでは、べレス、リーベル、ラシンの3チームで決定戦が行われ、次の通り決着しました。
リーベル 2-0 ラシン(カンチャ:サン・ロレンソ)
ベレス 1-1 リーベル(カンチャ:サン・ロレンソ)
ラシン 2-4 ベレス(カンチャ:サン・ロレンソ)
1位:べレス
2位:リーベル
3位:ラシン
ベレスとリーベルが1勝1分の勝ち点3(当時は1勝=2ポイント)、得失点差+2で並びましたが、得点が多いフォルティンの優勝です。
ただしプレイオフの得点数ではなく、「シーズン中のべレスの得点39対リーベルの得点35によりべレスがカンペオン」という注釈がついています。
シーズン中の失点はそれぞれ14点対15点で、得失点差では+25点対+20点でした。
今から40年前の大会なので、あまり参考にならないかもしれません。
<4チームで決定戦>
条件
①トップ3いずれも引き分け、ラヌース勝ち。
12月17日(水)、20日(土)、23日(火)に中立地で総当たりのミニリーグ。
カードは抽選により決定。
(例)
12月17日(水):A対B C対D
12月20日(土):A対C B対D
12月23日(火):A対D B対C
ここでも勝ち点で並んだ場合は???
次で決めたいけど、決定戦も大いに魅力的。
ボキータをニュートラルな審判のもとでブチのめさないと気が済まないし。
さて、こちらではインセンティヴの話がさっそく出てきています。
大事な試合を控え、各クラブがその選手たちの前にニンジンをぶら下げるのは当然ですが、これは自分の選手たちだけに留まりません。
例えば、サン・ロレンソはボカの対戦相手コロンand/orティーグレの対戦相手バンフィエルドに、ティーグレはアルヘンティノスand/orコロンに、ボカはアルヘンティノスand/orバンフィエルドに、それぞれ勝ったり引き分けたりしてくれれば成功報酬を出しますよという、水面下で?動くお金があるのです。(AFAはその禁止を再表明してますが、実際には・・・)
そもそもみな勝つことを前提に試合をするので、「Bに勝って下さい」ということでAがEにお金を積むのはギリギリセーフか?
シクロンがビーチョに、2部のマタドールがタラードロに、シェネイセがサバレーロに、「うちに負けて下さい」ということで金銭のやり取りがあったら完全にアウトですけどね。
そんなことで、何もなければビーチョスは大きなハコを借りてクエルボスを迎え、入場料収入を増やしたいところですが、それを上回るマネーが入ってくるので、エル・マラドーナでやるようです。
カラスはこのテントウムシに勝たなければ何も始まりませんし、きれいに終われません。
ダーレ! シクロ~ン!!