五輪壮行試合は最後までやらなかったみたいですね。
とりあえず、アルヘンの勝ちで終了?
サン・ロレンソは、明日30日(水)21時10分から冬季トーナメントの決勝でインデペンディエンテと対戦。
場所はマル・デル・プラタの"ホセ・マリーア・ミネーラ"です。
元々1978年のW杯の時に建設され、今でも"ムンディアリスタ"で通っているカンチャですが、現在は地元出身の元選手・監督の名前が付けられています。
そしていよいよ開幕!
8月6日(水)20:15~:スダメリカーナ1st.レグvsアルヘンティノス(A)
8月10日(日)18:20~:アペルトゥーラ第1節vsティーグレ(H)
ルーソは3-4-1-2でチームを作る構想を持っています。
現有戦力を当てはめてみると・・・
GK:オリオーン/シャンパーン
DF:アギーレ/トゥーラ
DF:メンデス/ビアンチ・アルセ
DF:ボティネーリ/メーサ
MF:ゴンサーレス/リベーロ/マルティーネス
MF:J.M.トーレス/レイノーソ
MF:ヒルシーグ/アセベード
MF:A.トーレス/ボボリール
10:バリエントス
FW:ベルヘッシオ/メンセゲース/チャベス
FW:シルベーラ/ロメーオ/ペイローネ
いいんじゃないでしょうか。
エンガンチェはバリエントスのみで、代わりがいないのは相変わらず。
彼が負傷したり、使い物にならなかったらといった不安はありますが、贅沢は言えません。
これから抜けるかもと言われている選手たち(赤字)が残れば、国内で1,2を争う戦力を有することになります。
ここで注目したいのはユース上がりの3人の選手たち(太字)です。
フェルナンド・メーサ/Fernando Meza
1990年3月21日生まれの18歳。
ラモン・ディアスがアメリカに連れて行きたがった逸材で、アルゼンチンSUB17そしてSUB20代表。
SUB17時代はストッパー、SUB20ではキャプテンでリベロを務めています。
先輩の「ゴンサーロ・ロドリゲスやファブリシオ・コロチーニのように、サン・ロレンソでカンペオンになりたい」という彼には、トゥーラand/orボティネーリの動向次第で早々にチャンスが訪れるかもしれません。
ダミアン・マルティーネス/Damián Martínez
1990年1月31日生まれの18歳。
こちらもアルゼンチンSUB17を経て、SUB20代表です。
右サイドの8番もしくは4番が本職で、公式戦ではないものの夏のサルタ州杯対インデペンディエンテでトップデビューを果たしています。
ユース年代の代表でもあることから将来を嘱望される選手ですが、これまで彼にはどう頑張っても勝てない相手がいました。
ラモンが寵愛する息子、エミリアーノ・ディアス。
目の上のたんこぶが取リ除かれた今、今度こそ実力で勝負です。
3バックでWシンコとなると右サイドのポジションは1つだけとなり、ゴンサーレスとリベーロの間に割って入らなければなりません。
確かに厳しいですが、パブロ・サバレータのように大きくなって欲しい。
サルバドール・レイノーソ/Salvador Reynoso
198?年??月??日生まれの20歳。
レイノーソは上の2人とは異なる経歴を持っています。
1年半前に突然現れた彼はそれまでどこのクラブにも所属しておらず、地元のパドゥアで友人とサッカーに興じ、小遣い稼ぎの大会に出場する程度でした。
しかしそこで現地のペーニャの人の目に留まり、クラブへ推薦されます。
この時彼をテストしたのは、当時オスカール・ルジェーリ監督の下でコーチを務めていた、現北京五輪代表監督セルヒオ"チェチョ"バティスタでした。
ハードマーク、巧みなボール奪取、素早い攻撃展開を持ち味とするこの5番は、チェチョの試験に合格し4軍から加入。
そして今月に入り、早くもプロ契約にこぎつけています。
ライバルは、チャコ、アセベードにヒルシーグです。
もしかするとその上にレデースマが来るかもしれませんが、Wシンコなら2/4もしくは2/5。
可能性は十分にあります。
投資家グループを通した選手獲得は、一見すると有効な手段のように映ります。
しかしそれらの選手が去った時、クラブにはお金が入りません。
下から上がってきた選手が最低1年はレギュラーとして活躍し、海外のクラブに高値で買ってもらうという、南米的クラブ経営の基本も忘れることはできない、いやむしろそちらを重視すべきでしょう。
なお、3人の写真は情報元の通り載せていますが、合っているのか自信がありません。