2008年7月16日水曜日

マル・デル・プラタ9日目

キャンプも折り返し地点を通過し終盤へ。
午前はいつものメニューでしたが、午後にはいよいよ戦術練習に取り組んでいます。

"カベソン"ダレッサンドロの移籍については、今日は一歩も二歩も、いやそれ以上に後退しました。
にわかには信じがたい理由で・・・。


毎度のことながら、確度の低い情報に振り回され右往左往です。
投資家グループの1人は、「インテルナシオナルの提示額はこちらの希望額からほど遠い」とし、「この金額なら彼はここに残る」としています。

何があったのか?
昨日まで言われていたのは、「インテルは投資家が持っているパス50%に対して7百万ドル準備、投資家はその額に満足」ということでした。
しかし今日になって、「インテルの提示額4.5百万ユーロ(7百万ドルとほぼ同額)は、パス100%に対してのものだった」ということが判明。
プロの、しかもお互いトップディヴィジョンに所属しているクラブのレベルでこんな勘違いが起こり得るものなのか。
それとも、いつものように単にマスコミが先走っただけなのか。。。

投資家たちは、ダレッサンドロの50%に3.5百万ユーロ(当時のレートで5.1百万ドル?)払っています。
したがって、残りの半分を持ったままのサラゴサと4.5百万ユーロを分け合うと損する計算です。
これでは誰も納得しないと。

それから、"ラバンディーナ"ベルヘッシオとダレッサンドロはラヌーチ(写真向かって右端)単独で所有しているものと見られていましたが、カベソンはグループで所有しているようです。
考えてみれば、メインの2選手とも個人所有だと、グループの存在意義がほとんどないですね。
ただ、ラヌーチの持ち分が多いのかもしれません。

一方、「買い」の"ロボ"レデースマについて、「オリンピアコスの言い値150万ユーロを準備し、近日中に正式オファーを出す」と言われていましたが、「やっぱり高い」という結論に達し、断念しています。
最終的にはその金額でOKで、値を吊り下げるための単なる駆け引きだといいですが。。。

「残留」というテーマでは、すでに契約が切れているにもかかわらずキャンプに参加している"ガジェーゴ"メンデスの件が残っています。
正式契約をマルデルで交わす予定でいましたが、ブエノスに戻ってからになるそうです。
ガジェーゴは、「まだ口頭で合意しただけだけど、クラブ首脳の言葉を信じてるし、契約のことで貴重な(キャンプ参加の)時間を失いたくなかった」とコメント。
ピッチでいかんなく発揮される能力もさることながら、その心意気にも頭が下がります。

シメにもお金の話を。
昨日、クラブの経理部門を担当するディ・メグリオが「2つのスーツケース」を持ってマルデルを訪れ、選手たちに対リーガ戦の分を除くリベルタドーレスの賞金を渡しました。
来週以降には、後期リーグの賞金と7月の給与、ボーナス、報奨金の類も順次支払う予定だそうです。
それはいいとして、現金手渡し?