2008年5月17日土曜日

クラウスーラ2008 第15節 vsウラカン(A)直前情報

クラシコが続きます。
明日はサン・ロレンソにとって一番大事なクラシコです。

日  時:5月18日14時10分(日本時間翌2時10分)
カンチャ:ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
主  審:コジャード
節前順位:サン・ロレンソ4位(勝ち点27) ウラカン9位(同20)
通算成績:サン・ロレンソの69勝38分39敗(276得点196失点)
直近結果:サン・ロレンソ 1-1 ウラカン(アペルトゥーラ2007第15節)

予想スタメンは以下の通りです。
GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:アギーレ
DF:ボティネーリ
DF:プラセンテ
MF:メンセゲース
MF:アルバラード
MF:アセベード
MF:ダレッサンドロ
FW:チャベス
FW:シルベーラ

手抜きなしのメンバーでいきます。
累積警告でリーグでも出場停止のリベーロの代わりにメンセゲース。
同じく累積のチャコの代わりにはアルバラードです。
ヒルシーグはリーグ戦で負傷し10日間戦列を離れます。
アウレリアーノはもう戻れるはずですが、スタメンではないようです。
ベンチ入りは分かりません。
新星チャベスに期待!

通算成績147戦69勝38分39敗。
もはや優劣は決していますが、ご近所なのでクラシコです。
1試合数字が合わないのは、97前期に試合中場外でサポーター同士の乱闘があり、ウラカンのインチャ(セルヒオによるとバーラ)が頭に銃撃を受けて死亡、0-1で両者敗戦の処分が下されたことによります。

今節はコロン-NOB、GELP-ピンチャ、ボカ-ラシン、CAI-リーベルと、クラシコ目白押しの週末です。
中でもウラカン-サン・ロレンソは注目度が高く、連日メディアを賑わせています。
本来のライバル対決はこの試合とラ・プラタの試合だけですので、当然と言えば当然ですが。

データを見ます。
サイクロンはハリケーン相手にここ4試合2勝2分で負けていません。
しかし98年から昨期までに戦った10試合は、3勝4分3敗で五分の成績です。
加えてグローボ(気球)は、ここのところHOMEでは8勝4分で12戦負けなし。
さらに4節のセントラル戦で開始23秒に失点して以降、マラドーナでは449分(ほぼ5試合)を失点ゼロに抑えています。
さらにさらに、HOMEでのここ7戦でくらったゴールはその1点のみだそうです。
実際の所有者アルヘンティノスといい、ラ・パテルナルで戦っているチームはなぜかこんな感じですね。

また、元東京ヴェルヂーで監督のウベダは、何かやらかして5試合のベンチ入り禁止処分を受けていましたが、2試合に軽減されて、この試合から復帰できることになりました。
政治力もそこそこ持っているようで。

主審はコジャード。
今期、サン・ロレンソ戦で主審を務めるのは初めてです。
過去の実績は情報がつかめませんでした。

気持はリベルタの方に向いていますが、クラシコなので盛り上がっていかないといけません。
過去のおちょくりネタを抜粋して一部ご紹介します。

「お前は"B"のクラブ。マジで昇格できると思ってたの?」
おそらく、ウラカンが昇格を逃した時のものです。
街を歩いていると、壁にグローボのロゴがスプレー書きされてたりします。
しかしそのほとんどが、このように"H"→"B"に上塗りされています。
犯人はもちろんカラスです(笑)

「全試合負けます」
FOX SPORTSがスポンサーに付いていた時のもので、当時のFOXのキャッチコピーが"PONEMOS TODO(すべてお届けします)"でした。
それをいじって、"PERDEMOS TODO(すべて負けます)"です。

「大きなゴミ箱」
"LOS 5 GRANDES(ビッグ5)"にウラカン(もしくはべレス)を足した"LOS 6 GRANDES"というのを、3年に1回くらい聞きます。
"EL SEXTO GRANDE(6番目のグランデ)"を、発音が同じ"EL CESTO GRANDE(大きなゴミ箱)"にかけたお遊びです。
"B"のクラブということから、"B"URACANという言い方もあります。

「パパは優勝を祝う、君は昇格を祝う」
昨年は親子で優勝と昇格を果たしました。

「1世紀、シクロンの息子」
ウラカンも今年で100歳です。
あちらの100周年オフィシャルロゴの文言を、より適切なものに修正しています。

「パパはカラス」
向かって一番左の選手はモーネル(日本名モネール)です。
サン・ロレンソ(1986-1988)でプロのキャリアをスタートさせた"ペラード(ハゲ、坊主頭)"は、アルゼンチンでの最後の所属クラブがウラカン(1999-2002)でした。
2006年ドイツW杯の時に日本にいた彼と六本木で遭遇しましたが、「俺はもうウラカンのインチャ」だそうです。
昨日、両チームにそれぞれゆかりのある元選手たちが集まってFUTBOL PARA TODOSという番組に出演した際も、ウラカン側の選手として出ていました。

明日、勝てば新しいヴァージョンが登場します。
たぶん、もうその準備は始まっているでしょう。
負ければこちらはお蔵入りで、発行権はあちらに行きます。
まぁでも、大丈夫、大丈夫。