2008年4月11日金曜日

クラウスーラ2008 第10節 vsセントラル(H)直前情報

リーグ5連勝中のサン・ロレンソは、明晩ロサリオ・セントラルとHOMEで戦います。

日  時:4月12日21時10分(日本時間翌9時10分)
カンチャ:ヌエーボ・ガソーメトロ
主  審:サビーノ
節前順位:サン・ロレンソ5位(勝ち点15) セントラル9位(同13) SLは-1試合
通算成績:サン・ロレンソの49勝46分41敗(218得点175失点)
直近結果:セントラル 1-3 サン・ロレンソ(アペルトゥーラ2007第10節)

予想スタメンは以下の通りです。

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:アギーレ
DF:ボティネーリ
DF:プラセンテ
MF:リベーロ
MF:アセベード
MF:アルバラード
MF:ダレッサンドロ
FW:ベルヘッシオ
FW:ロメーオ

アテネ五輪で金メダルに輝いたカベソンは、いま世界中を騒がせている北京オリンピックの聖火リレーに参加し、無事ランナーを務め上げました。
では、試合についてです。
コパ、リーグの両方で可能性がある今、ラモンは1試合に集中して主力を休ませるのではなく、だいたい3試合に1試合のペースで順番に休養を与えています。
今回はメンデスとシルベーラがお休みのようです。

相手のセントラルは昨期からしばらくB落ちの危険地帯にいましたが、今期は尻に火がついて、そこから抜け出せるくらいの結果は出しています。
しかし、前節NOBとのクラシコにHOMEで敗れ、再び入替戦ゾーンに入る一歩手前のところまできていますので、明日の試合には気合十分で向かってくるでしょう。

それから主審のアレハンドロ・サビーノについて。
彼は、サン・ロレンソの会長ラファエル・サビーノとは何の関係もありません。
スペイン語の発音上区別がないですが、あちらの「ビ」は"BI"で、こちらは"VI"です。
1部で笛を吹いた試合は昨期終了時点で6試合だけですので、まだ新しい審判ですね。
私は生で見た記憶がありません。

最後に昔話をしたいと思います。(ちょっと長いです)
かつて両クラブのサポーターは、「セントラルとエル・シクロン、心は一つ」という歌を声を合わせて歌っていました。
クエルボスとカナージャスは、30年以上にも渡ってお友達だったのです。
アルゼンチンにおいて最も認知された友好関係だったので、日本でもそこそこ知られているでしょう。
で、「過去形」で表現していることからもお分かりの通り、もうお友達ではなく、「なぜ友情が壊れたのか?」というのが本題です。

友情にひびが入った原因について、「セントラルのバーラ内で政権交代があり、新勢力が、旧勢力と仲が良かったサン・ロレンソのバーラとも敵対する関係になったから」と私は聞いていました。
きっと、現在ロス・ボラーチョスやラ・ドーセが繰り広げているような権力闘争が、ロサリオの地でもあったんだろうなとつい最近まで思っていたわけです。
しかしセルヒオに聞いた話によると、根っこの部分は別のところにありました。
90年代の出来事になります。

1995年のクラウスーラ最終節、2位だったサン・ロレンソはロサリオでセントラルと戦い1-0で勝利。
一方、1ポイント差で首位だったヒムナシア(LP)は、HOMEでのインデペンディエンテ戦を0-1で落としました。
結果、シクロンの逆転優勝で、ロサリオではクエルボスとカナージャスが一緒になって朝までお祭り騒ぎ。
この時、この友情は永遠に続くものと思われました。

1999年のアペルトゥーラ最終節、セントラルは首位リーベルから3ポイント差の2位でべレスとHOMEで対戦。
ラモン・ディアス率いるトップの赤襷は、オスカール・ルジェーリ率いるサン・ロレンソとヌエーボ・ガソーメトロで戦いました。
この時期日本にいた私は雑誌の立ち読みで、「ルジェーリは『友人セントラルのために最大限がんばる』と言っています」というの目にした記憶があります。(読んだ時には試合はとっくに終わっていたと思いますが)
彼はエル・シクロンとラ・アカデミアの友好関係を十分理解していましたし、何より95年の優勝時、選手としてその場に立っていたのです。
しかし、実際にはサブを大量投入して試合に臨み、終了間際にロメーオが同点弾を決めて追いつくのが精一杯、2-2の引き分けで終了。
セントラルはべレスに1-0で勝利しましたが、サン・ロレンソの「裏切り」により1ポイント及ばず、優勝決定戦に持ち込むことができませんでした。

ルジェーリがレギュラーを使わなかった理由で、少なくとも説得力のあるものは何一つありませんが、セルヒオは、現場監督よりさらに上に位置する人たちの間で何やらあったと言います。
彼の話ではこうです。
「リーベルがお〇を積んできたからね。いや、セントラルも積んできたんだよ、勝ってくれって。でもリーベルの方が〇額が高かったんだもん、しょうがないじゃん。ハハハ」
本当かどうかはわかりません。
しかし本当であっても私は驚きません。
むしろ、この手の話にもはや驚かなくなった自分に驚くぐらいです(苦笑)
(ここでは全然関係ないですが、リベルタで崖っぷちのボカがマラカイボとどういう動きを見せるのか、ではなくどういう試合をするのかが、今から楽しみ!)

真実はともかく、この一件をきっかけに、両クラブのサポーターの友好関係は急速に冷え込みました。
「95年の時に俺たちは助けてやったのに、お前らは・・・」というセントラルとサン・ロレンソは、対戦する度に罵り合うようになり、"エル・ピジーン"ことアンドレス・ブラカモンテがトップを務めるロス・ピジーネス(現ロス・ゲレーロス?)がカナージャのバーラを牛耳るようになって以降はさらにエスカレート。
2005年のロサリオでの試合で、ついに大規模な場外乱闘が起こりました。

現在、ラ・ブテレールとロス・ゲレーロスの関係は最悪、一般のインチャスもそれにつられて大半は反目している状態です。
極一部に「復縁」を願う声があり、たまにネットで友好的なメッセージを見ますが、元に戻ることは恐らくないでしょう。
ロサリオのクラシコがなくなるとサッカーファンとして寂しいので、明日の試合以外ではセントラルを応援しますよ!(今期は)