人名等の表記については、これまで統一性がなく、その時々で異なる場合がありましたが、今日からなるべく現地の発音に近い表記に統一して書いていきたいと思います。
大まかですが、以下が主にアルゼンチン他スペイン語圏の名前に適用する基準です。
〇人名
<アクセント>
通常の日本式読み方ではアクセントの位置が大幅にズレてしまう場合、「ー」を入れて対応します。
(例)GONZALEZ→ゴンサーレス
※無名な人の場合は「勘」で書きますので、間違えている場合もあります。
また、国によってアクセントの位置が異なる名前の場合は、国籍に基づいて区別します。
(例)OSCAR→オスカール(アルゼンチン等) オスカル(コロンビア等)
<BとV>
ともにバビブベボで表記します。
<LとRとRR>
ともにラリルレロで表記します。
<先頭がS+子音>
エを加えてエスと表記します。
(例)SCALONI→エスカローニ
<最後がDやT>
表記しません。
(例)RAMBERT→ランベル
<促音>
一般的に「ッ」の発音はしない(できない)ため、基本的に外して表記しますが、しっくりこない場合は「ッ」を入れて表記します。
(例)
BOTTINELLI→ボティネーリ
BERGESSIO→ベルヘッシオ
<イタリア他移民系>
名前により、スペイン式のみ、スペイン式とルーツ式の両方、ルーツ式のみで発音の3パターンがあり、それぞれの発音に基づいて表記します。(両方ある場合は、より一般的と思われる方で表記します)
(例)
BIANCHI→ビアンチ
CHAMPAGNE→シャンパーン(or シャンパーニュ、チャンパーニュ)
MASCHERANO→マスチェラーノ(or マスケラーノ)
PELLEGRINI→ペレグリーニ
HIRSIG→ヒルシグ
CVITANICH→シタニッチ
※これも無名な人の場合は間違える場合があります。
<アルゼンチン訛り>
音節末のS及び同音のZやXが空気化する特徴を反映させた表記をすることがあります。
この場合、その部分には「ッ」を使用します。
(例)ACOSTA→アコッタ
ジャ行音がシャ行音になる傾向を反映させた表記をする場合もあります。
(例)JONATHAN→ショナタン
<有名人>
すでに定着した表記がある名前の場合は基本的にそれに従いますが、本来の発音から明らかに外れている場合は、独自に表記することもあります。
(例)MONER→モーネル
<その他>
LとRの区別の他にも、日本語で表記上書き分けにくいところ、例えばTORRICOのTORRIとTRISTANのTRIなどがありますが、一般的な表記方法に基づいて、ともにトリ・・・と表記します。
また、SIをスィと表記する方法もありますが、あまり浸透してないようですので、シで代用します。
この他、細かいところはすべて一般的な表記に従います。
〇チーム名
これらはすでに定着した表記がありますので、現地の発音とズレていても基本的にその表記に従います。
リーベル・プレイではなくリーベル・プレート、バンフィエルもしくはバンフィールではなくバンフィエルド等。
ちなみにARSENALも、最初のAにアクセントでアルセナルと発音するとイングランドのチームで、2つ目のAにアクセントでアルセナールと発音するとアルゼンチンのチームを意味しますが、ここでの表記は、アルゼンチンのARSENALもすでに一般に使用されているアルセナルとします。
と、一応は基準を設けてみたものの、国籍と容姿とスペイン語能力以外、日々いい加減なアルゼンチン人になってきておますので、その時の気分次第でボティネーリと書いたり、ボティネッリやボッティネーリ、ボッティネッリと書く場合もあるかと思います。
また、私(sato)以外のスタッフが書いた場合も、それぞれに異なった表記をすることになると思いますが、多少の不都合はラテン的いい加減さ、いや寛容さで軽く受け流して下さい!