2011年10月27日木曜日

ボティネーリ事件拡大

一昨日、0-1の敗戦を喫した11前期第12節敵地でのアルセナル戦。


ピッチから引き上げる際、メインスタンドのAWAYゴール裏側に設けられた高額席のインチャスから厳しい言葉をぶつけられたジョナタン・ボティネーリは、「やってやるから外に出ろ!」というジェスチャーで返しました。
こういった出来事がまたたく間に広まってしまうのがネット社会の怖いところ。
さらに今回はしっかりビデオにも収められ・・・。
その晩彼は、「私たち選手はみな全力で頑張っているのでインチャスの皆さんにもそこは解って欲しい」というコメントを出して鎮静化を図りました。

しかし翌日(=昨日)、事件は起こります。
午後の練習が終わり帰宅しようとしたところ、昨期終了後にゴルド・イートからラ・ブテレールの指揮権を委譲されたサンドカーン(通称サンド)他数人と口論になり乱闘に発展。
フェルナンド・メーサとナウエル・ベニーテスが割って入り事態は収束しましたが、ロッカールームに引き返したジョニーはパブロ・ミグリオーレと対面し今度はチームメイトと口論、ロコに向かって「バーラや監督のチ〇ポしゃぶりは黙ってろ!」と言い放ち、ここでも乱闘になりました。
この時止めに入ったのはエマヌエル・ジグリオーティで、「善意の第三者は不幸にもボクサーである守護神の右ストレートを喰らった」と伝えられています。

監督アンドレス・アサーとボティネーリがうまくいっていないのは周知の事実。
6番だけではなく、「DTと大半の選手の関係は既に冷え切っている」というのが今回の件で漏れてきています。
おそらくこの中にミグリオーレは含まれておらず、今期カピタンに任命されたGKはGKで開幕直前に未払金問題でクラブを訴え一時チームを離脱したCBの行動を快く思っていなかったというのもあったようです。
加えて彼の場合はバーラとも深い仲。

非公開練習で誰も立ち入れないはずのところになぜ彼らは難なく入れたのか?
責任の所在は?
選手組合も動き出し、クラブはきちんとした対応を求められています。
先日第二副会長に就任したロベルト・リーバスが「暴行を働いた"侵入者"たちを告訴する」と発表したものの、会長カルロス・アブドとサンドはこれまで上手くやってきました。
「結局何もできない(しない)のではないか?」というのが大方の見方です。
ちなみに、「スポーツイベントにおいて選手が暴力を誘発する言動をとった場合は罰せられる」という法律もこの国にはあり。

ボティには臨時休暇。
しかし本人は「もうサン・ロレンソでプレイすることはない」と言っています。
チームは予定していた今日午前の練習を午後にずらし、場所も首都から幾分離れたところにあるインドゥー・クルブの施設に変更。
日曜日の13節HOMEオール・ボーイス戦まで自身のシウダ・デポルティーバを留守にします。

というのを書いたところで、テレビでは「試合延期」の速報が流れました。
ヤレヤレ。。。