2011年3月21日月曜日

クラウスーラ2011 第6節 vsベレス(A)PASO A PASO

6節のパソ・ア・パソ、延期決定まで。


人様のものなので、消えちゃう可能性があります。

16時試合開始で14時20分にスタンド着、最上段に陣取った私たち。
それから4~50分後、レセルバの試合中に外で何かが発射される音を聞きました。
AWAYゴール裏とメインスタンドの隙間からはフォルティネーロスがHOMEゴール裏方向へ逃走する姿も。
本来なら仕切られていて到達できなかったはずの地点まで先方が近づけてしまったことが、場外乱闘の原因だそうです。

前回、ペドロ・ビデガインで"バックスタンド"に蹴散らされるという屈辱を味わった彼らが報復に来ることは大いにあり得ましたが、なぜ簡単にクエルボスと接触できる状況が生まれてしまったのか?
「この地区を管轄する第44分署の警察官の中には、ラ・パンディージャに所属する者がいる」と話すジャーナリストもいます。
何らかのバックアップがあったのか?

この事態に当局は催涙ガスを放って鎮圧を試みました。
そして、お決まりのインチャス対制服に発展。
その際、1人のクエルボが手錠をかけられますが、数分後には絶命状態に。
あまりにも速やかに出された警察発表は「発作による自然死」というもの。
しかし、後に行われた検死の結果は「浮腫、肺及び脳出血」と異なるもの。
「警察の対応は相当に荒っぽかった」という多数の目撃証言もあり、「現在、3人の警察官が取り調べを受けている」と報じられています。

「1人殺られた」という情報は、試合開始まもなくこちらのゴール裏に伝わりました。
インチャーダは貼ったばかりの幕を仕舞い一部が外へ、残った者たちは抗議の破壊活動を開始。
フェンスが壊れ、前半7分の時点で主審のペソータが打ち切り宣告。

亡くなったのは、ソシオNo.30525のラモン・アラマージョさん36歳。
まだ誕生日を迎えていなければ私と同い年で、10歳と5歳のお子さんがいる郵便局員でした。
少ない給料を補うために週末シクロンの試合がない日はハイヤーの運転手をしていたとも。
ご冥福をお祈り致します。

残された試合の日時はまだ決まらず。
完全無観客、AWAY無観客、中立地開催等、政府を巻き込んで様々な条件が議論されています。