2010年11月24日水曜日

会長選挙2010候補者たち

12月11日土曜日実施。
任期は3年。


6年続いたサビーノ政権がようやく終焉を迎えます。
前任者の後継者なのでこの流れは9年も続きました。
長かったなぁ。。。

新会長の椅子を狙って現在立候補しているのは6人です。
いわゆる"マニフェスト"は似たり寄ったりなので省略しますが、各候補者を簡単に紹介します。
※写真向かって左から右の順。

クラウディオ・ディ・メグリオ(ヌエーボ・サン・ロレンソ)
企業家でクラブ経理部門のトップ、いま実権を握っているのはこの人です。
副会長候補に前回サビーノと会長選挙を戦った野党のオラーシオ・アレセイゴールを迎え、与党色を打ち消すのに必死ですが、ほとんどの人が後継候補だと思っています。
昨年には、大手製薬メイカーのニセ薬を製造していた会社の役員に名を連ねていたため、司法の取り調べを受けました。

カルロス・アブド(バモス・サン・ロレンソ)
企業家で2007年に投資家グループの一人としてクラブに接近。
アギーレ、両トーレス、メンセゲース、アルファーロ他複数選手のパーセンテージを持っています。
TyCで広告を打つなどとにかく金持ちです。
今期いったん暫定首位に立ってから負け出した時には、「優勝されると与党に有利なので、わざと負けるよう選手たちに金を積んでいる」という噂も流(さ)れました。
また、前大統領死去直後もキャンペーンを続けたため、ディ・メグリオ陣営から「彼の出身国も兄弟国として喪に服しているのに、人として礼を欠いている」という批判も。
アルゼンチン人ではないようです。

マルセーロ・モレーティ(ボエード・エン・アクシオン)
弁護士兼企業家で、インチャーダ幹部の南ア行き資金獲得パーティが行われた会場のオーナー。
「ある候補者(ほとんど特定できますが)から『100万ドルと引き換えに立候補を取り下げろ』と持ちかけられるも断った」という話があります。
まだ33歳と若く、今回は顔見せで3年後に照準を合わせているとも。

ラミーロ・モーネル・サンス(マス・サン・ロレンソ)
ウェブサイト、デ・ボエード・ベンゴ(DBV)系。
博士号を持っています。
資金が潤沢ではなく大々的なキャンペーンは出来ていませんが、しがらみ一切なしでクラブの問題点をズバズバ指摘するDBVに好感を抱いている人は多く、いま急速に支持を拡大中です。
奥さんの国メキシコに再び移住してしまった友人アンドレスもその一人。

クラウディオ・デ・シモーネ(クルサーダ・ポル・サン・ロレンソ)
スブコミシオン・デル・インチャ系。
残念ながらDBV系との合流実現せず。
修士号を持つインテリとラ・ブテレールの元リーダーという対極の顔を合わせ持ち、ウラカンのバーラスから命を狙われている人。
そのため、最近まで唯一写真が出てこなかった候補者でした。
今はYouTubeでも確認できます。
日本ペーニャで唯一直接面識のある人物です。

ロベルト・エディ(グランデーサ・アスルグラーナ)
ヌエーボ・ガソーメトロ建設という偉業、しかし在任中にクラブのお金を懐に入れていたとされ退任後裁判にまで発展(結果は無罪)という経歴を持つ前々会長のフェルナンド・ミエーレ再登板の予定だったものの、立候補に必要なソシオ資格は既に喪失、それを取り戻すための署名活動で500人以上のソシオから協力が得られましたが、「無効なものが多数含まれていた」とのことで、現体制は彼の"ソシオ復帰"を認めませんでした。
これを受けて副会長候補だった人が繰り上がっています。
キャンペーンも地味なものでその存在感も希薄、人物像もクエスチョンです。

投票日まであと17日。
街中は選挙ポスターや候補者名を書いた落書きで溢れ、けっこうな盛り上がりを見せています。
政治、というか政局大好きな国民性ですからね。

メンバー少数の日本ペーニャにも候補者の集会やパーティへの参加案内が来ますが、特に「勝ち馬に乗りたい!」というのはないので、まったく参加していません。
誰を支持するかも各人の自由。
私とセルヒオが同じ人に投票するのは偶然ですよ(笑)

なお、Consulta de Socios en Padrón - Elecciones CASLA 2010でソシオNo.とID No.を入力すれば、投票権があるかないかが確認できます。
(日本人で身分証がパスポートなら、ID No.はパスポート番号の最初のアルファベット2文字を除いた数字7ケタ)


"Habilitado"が"SI"になっていればOK!
私は"デスク19"で投票するらしいです。

しかし、本来なら既に降りている人がいてもう少し候補者が絞られているはずなんだけどな。
意外としぶとい(笑)