2010年7月6日火曜日

チレーノ、遠のく?

ヒムナシアとの契約が6月30日で切れ、同時にパスも自己所有となったアルバロ・オルメーニョ。


選手-CASLA間では完全合意に至っていますが、GELPが"難癖"をつけたためまだサインしていません。
ロボがいまさら何を言おうが関係ないはずなのに、なぜなのか?

週末、キャンプ地サルタへ向かうことができなかった当のチリ人は、「僕にはうかがい知れないアルゼンチン特有の不文律があって・・・」と言葉を濁したまま。
今朝になってようやく、彼の代理人が事情を説明してくれました。
要約すると・・・

オルメーニョは既にフリーになっているので本来自由な移籍が可能。
しかし昨年、全てのクラブ-選手間の契約において新たな"条項"が設けられたため、アルゼンチンの全クラブが"協定"を結んでいる。
以後、その"条項"により多くのクラブが選手のパスを喪失し選手自身がそれを手にしている、これを受けて結ばれたのが、「選手が一銭も残さずに去ることになった場合、移籍先のクラブは元のクラブに補償金を支払う」という"協定"である。
これに基づき、ヒムナシアはサン・ロレンソに20万ドル要求している。
したがって、両クラブ間で合意がなされるまでオルメーニョの移籍は実現しない。
今日、両首脳陣が会合を持つと聞いている。

ということです。

ボエードにしてみれば、もう30歳を過ぎた選手だしタダでいいでしょう的な感じもあったんでしょう。
ラ・プラタに、金銭ではなくニコラス・ビアンチ・アルセでどうだいというオファーもしたみたいですが、すぐに却下されました。
すんなり渡してくれない場合、サン・ロレンソは、同ポジションで今ヒムナシアが狙っているティーグレのホセ・サン・ロマンを、嫌がらせで?取りに行くとも言われています。