2009年6月10日水曜日

主審はラベルニ

日曜日のクラシコを裁く主審が決定しました。

     サウール・ラベルニ。
     1970年1月21日ロサリオ生まれの39歳。
     1.84m/86kg。
     (オレ紙「09後期選手名鑑」より)

オラシオ・エリソンド(キルメス)が去り、エクトル・バルダッシ(コルドバ)、セルヒオ・ペソータ(ロサリオ)の世代がトップに立つ時代を迎えていますが、その次につけているのがこの男です。

来年、南アフリカにまず間違いなく行くであろうコルドバ人は現在負傷中で14節からお休み。
そのライバルのロサリオ人はかつての高評価を一転させるジャッジを続けており、今期11節のサン・ロレンソ対ラシンでも疑惑の判定を下したため選択肢になし。
ということから、若手の方のロサリオ人が起用されています。

実際のところ、各試合への割り当ては怪しい(?)抽選により決定されますが、大きな試合になると指名で決められたりします。
(今回はどうだかわかりません)

では、ラベルニについてです。
昨期は7節のヒムナシア(J)対アルヘンティノスで"フフイ嫌い"が露呈。
当地での試合では毎回隣州のサルタに滞在しているうえ、「フフイを蔑視する発言があった」としてHOMEの会長から吊るし上げられました。
(画像の通り)
彼のキャリアはそこでポシャってしまうのかとも思われましたが、ちょっとした休養が与えられただけですぐに復帰。
今は何事もなかったかのような状況で、悲願だったロボ・フヘーニョのB落ちも決まっています。

国際主審であるこのアンチ・フフイは、近年、大きな大会でも実績を積み重ねており、先週はW杯南米予選でウルグアイ対ブラジルを担当しました。
結果、AWAYのカナリアが4-0でセレステに勝利。
見ていませんが、ニュースでも取り上げられていないので問題はなかったのでしょう。
今日の予選5試合で登板可能な4試合にアルゼンチンからの審判団派遣はありませんので、コンディション的には万全な状態で試合に臨んでくれると思います。

クエルボとサウールはこれまで10戦6勝3分1敗(14得点8失点)。
ケメーロとサウールはこれまで7戦3勝2分2敗(得失点不明)。
豪雨のため2日にわかれて行われた昨期の同カード(同じくラ・ボンボネーラで彼らのHOME)でもサウールが笛を吹き、我々が4-1で勝利しました。

今期は7節のコロン対サン・ロレンソに登場し、3人の退場者を出したシクロンは0-3で負け。
それまでラベルニとは5連勝中でしたが、そこで担当試合無敗記録に終止符が打たれています。
一方、今期のグローボの試合では週末のクラシコで初登場です。

この1年、ボエードはいろんな主審から被害を受けています。
ラベルニにしても、昨期のプレイオフ第1戦ティーグレ対サン・ロレンソでは、勝利したとはいえ不満の残る仕切りでした。
でも、消去法でもうこの人くらいしか。。。

なお、前節のラヌース対サン・ロレンソで一波乱起こしたグスターボ・バッシは、少なくともボティネーリに対する発言については公式に謝罪しましたので、お咎めなく今節のラシン対ボカを担当します。