2008年4月29日火曜日

クラウスーラ2008 第12節 vsボカ(H)いろいろ

一昨日のボカ戦にまつわる出来事です。

"PALEEERMO! PALEEERMO!"
試合前、ボカの主将がピッチに出てきて単独で走り込みを敢行。
敵だろうが味方だろうが、すばらしい選手には賛辞を惜しまないサン・ロレンソのインチャスは、「パーレ~ルモ! パーレ~ルモ!」を連呼して彼を称えました。
しかしこの時ロコはなぜか四足で走り回っていたので、私たちの粋な計らいに手を振って応えることができず。


ウォーミングアップのし過ぎで試合中まったく走れなくなった9番。
完全に消えていて、前半で消えました。

"VARGAS, NO MIENTAS!"
試合終了間際にダレッサンドロへのファウルで2枚目のイエローをもらい退場処分を受けたバルガスが、主審のラベルニを告発。
昨日の練習後、コロンビア訛りがきついスペイン語で、「ラベルニはーダレッサンドロにーユニフォームをーねだってただ」と発言しました。


言われた方のラベルニは、「バルガスは嘘つきだ。選手からプレゼントをもらうことはAFAの規定で禁止されてるし、頼んだ覚えもない」とこれを否定。
唯一彼が肯定したのは、「あれはPKだった」というボカを助けたプレイに関することだけでした。
思わぬ事態に巻き込まれたカベソンも、「ラベルニとは一言も言葉を交わしてない。それにパラーシオとユニフォームを交換する約束をしてたんだから」と冷静に対応しています。
「バルガス、嘘をつくな!」

"BUENAS NOCHES AMEEERICA!"
熱狂的シクロンファンのマルセーロ"エル・カベソン"ティネーリが司会を務める番組ShowMatch(月~金、22:15~)。


今クール(というかここ2年くらい)は、ダンス(もしくは歌)のコンテストをやっていますが、昨日は開始から約15分間、サン・ロレンソ-ボカ戦に時間を割きました。
いつもの通り、マルセーロの「こんばんは、アメ~リカ!」の言葉で始まった番組で、彼はボカのユニを着た子供の手を引いて登場。
(何を意味するのかもうお分かりですね)
続いて、一緒に番組をやっているボカファンのゴルド(通称、太った人の意)が入ってきました。

マルセーロは、ゴルドに数々のプレゼントを用意。
映画"PAPA POR SIEMPRE(パパ、永遠に)"のDVD、アルゼンチン版「たまひよ」"Ser Padres(親になる)"の雑誌、「お父さんの歴史が詰まった」サン・ロレンソ100周年公式本、「シクロンのFWを捕まえられなかったカセレス他ふがいないDFたちに」カウボーイのロープ、「いつも勝利する偉大な監督」ラモンの写真(ちょっと前にマルセーロ対ラモンもありましたが。。。)、その他諸々を贈呈しました。
そのすべてを不満そうに受け取っていくゴルド。
この太っちょはかつて結果が逆だった時にマルセーロをおちょくりに出て、生放送中、顔面にツバを吐きかけられた過去がありますが、こちらのカベソンに同じことをしたら間違いなく失業しますので、そんな愚行は犯しませんでした。

マルセーロの仕掛けはまだまだ続きます。
彼は負けたチームの選手たちを呼んでいたのです。
しかし、「パレルモを先頭にボカの選手たちがやって来ました!」と紹介されて入ってきた一群は、やっぱり犬でした(笑)
青と黄色のコスチュームを身にまとったワンちゃんたちを相手にするマルセーロ。
ある一匹には、ゴールシーンでのまずい飛び出しを踏まえて「おいカランタ、何やってるんだ?」、前半ただフラフラしてるだけだった先頭の9番には「こっちこっち、マルティーン、こっちに来い!」、そしていよいよ手に負えなくなると、「ちょっとイスキア呼んできて!」と、こんな感じで。

この後は通常の番組に戻り、明日対戦するシメオーネ(昨日誕生日)の元嫁(or別居中)で元モデルのカロリーナ・バルディーニが出場することになっていました。
私は最初のくだりしか見ませんでしたが、たぶんこちらも面白かったと思います。

さすがは視聴率No.1番組。
やることがすごい!