"fotos y movies"から漏れたキト・トピックです。
〇"アンチ"リーガ
12チームで戦われるエクアドル1部リーグ。
キトにはリーガ、デポルティーボ・キト、エル・ナシオナル、ウニベルシダ・カトリカの4チームがあるそうです。
デポルティーボはサン・ロレンソと同じ青赤がクラブカラーで、そのインチャーダは"ラ・マフィア・アスール・グラーナ"。
街で会うアスルグラーナからは、「絶対リーガに勝ってくれ!」と言われました。
バルセロナ(グアヤキル)のインチャであるタクシーの運転手も、「リーガの奴らは最近生意気だから、サン・ロレンソの勝利を願ってるよ」と。
ご期待に応えられずゴメンナサイ!
〇チケット
国外AWAYの場合、ツアーならチケットも付いてきますが、個人旅行だと自分で手配しなければなりません。
キトに着いた日(試合前々日)、ホセ("fotos y movies"参照)と一緒にさっそくリーガのクラブ事務所を訪問しました。
上から下までアスルグラーナだった私たちはもちろんジロジロ見られます。
しかし応対自体はよく、「用意しますので明日また来て下さい」と丁寧に言われました。
翌日行く予定でいたものの、他のクエルボがチケットなしで入れる段取りをしてくれたので結局再訪せず。
約束通り行かなくてゴメンナサイ!
〇場内放送
「リーガ(の選手たち)、早くピッチに出て下さい!」
試合開始時、シクロンは早々に入場してきたのにリーガは中々出てきません。
そこで場内放送のオジサンが、3,4回「早く出て来い」と促しました。
何もこんな風にみんなに聞こえるように言わなくてもいいのに。
選手交代がある時も、主審が気付く前に「選手交代!」と場内に告げ、かなり仕切っていました(笑)
〇スクリーン
このカンチャには立派なスクリーンがあって、試合中は基本的にその模様を流しています。
しかし、HOMEのインチャスが盛り下がる都度、画面に応援歌の一部を表示してサポートを煽っていました。
日本のバレーボールほどではないにしろ、応援をお膳立てするのが彼らの流儀のようです。
〇指笛
アルゼンチンでは専らブーイングとして使われる指笛。
リーガのインチャスもそうでしたが、なぜか自チームが攻撃に移った時にも鳴らしていました。
何なんでしょ?
〇ビール
アルゼンチンではカンチャ内でのアルコール類販売がNG。
でもここではOK。
大瓶1本分で2ドルでした。
瓶ごとだと危ないので、日本と同じようにカップに移されます。
〇乱闘
ヌエーボ・ガソーメトロでの第1戦、サン・ロレンソはたかだか数十人のリーガサポにゴール裏半分を与え、こちらと接触しないように配慮しました。
しかし第2戦で彼らが私たちに与えたのはリーガの奴らに周りを囲まれた一角だけ。
結果、当然のように衝突が起こります。
ペットボトルや石等、投げられるあらゆるものが飛んできましたし、上からはビールの雨が。
殴り合いに発展することも2,3度ありましたが、幸い大規模な乱闘には至らず。
AWAYなのでこれくらいのことは覚悟していました。
でも、もうちょっと考えて欲しかったな。
〇インチャーダ
応援を仕切り、乱闘からインチャスを守ったのがインチャーダです。
今回はラ・ブテレールが20人程、エル・マスティル??人、エル・キンチョが15人くらい来ていました。
ラ・ブテレールは昔からあるインチャーダで、エル・マスティルはここ最近出来たグループ、エル・キンチョは暴力や利権とはほぼ無縁で、ただ応援したい人たちの集まりです。
最初の2つは今のところ表立った衝突は見せていませんが、近い将来利権絡みでドンパチやるのではと言われています。
エル・マスティルのカーポ(リーダー)であるウルグアイ人は、べレスのインチャが殺害された際に警察の家宅捜査を受けた人物で、今回来ていたのか分かりません。
ラ・ブーテのカーポ"ゴルド・イート"は来ていました。
前半は下の方にいましたが、後半はずっと私の隣に。。。
普通にいい人でしたが、さすがに威圧感と迫力がありました。
ちなみにポトシでの試合には、クラブから渡された航空券を彼が転売して新車を購入したため、ラ・ブーテは来ませんでした(苦笑)
〇お土産
記念に地元クラブのユニフォームを購入。
リーガのAWAY旧モデルは15ドル程で、試合前には皆「これ買って帰ろう」と言っていましたが、負けたうえ奴らの振る舞いにむかついたので、最終的に誰も買わず。
私は、デポルティーボのH&Aとアンデスの"エル・シクロン"オルメードのHOMEを購入しました。
3枚で100ドル弱です。
デポルティーボのAWAYはアルゼンチンカラーが気に入りました。
しかし後で聞いたところ、ニックネームが"ラ・アカデミア"なんだそうです。
ということはラシン?
買わなきゃよかった。。。
〇キト空港税
行く前にネットで調べたところ25ドルでした。
ところが私の見た情報が古かったのか、いざ着いてみると40.80ドル。
今回初めて知りました、エクアドルでは米ドルをそのまま使っていると。
しかし硬貨は独自のものを発行していて、この国でしか使えません。
そして45ドル払った私に戻ってきたおつりはすべてエクアドルの硬貨でした。
80セント分の細かいお金を持っていれば何てことないですが、持っていなければこうなります。
こういう細工が経済効果として現れるのでしょう。
仕方なく、サッカーの雑誌とガムを購入して消費です。
よく確認しないで買った雑誌は欧州物かと思っていましたが、見ると"エクアドルリーグの50年"。
要らねぇー!
今回のキトは試合の結果以外概ね満足できました。
今後しばらく、旅行に行くきっかけがなくなっちゃったなぁ。。。