2008年5月26日月曜日

CHAU ラモン?

大詰めを迎えたクラウスーラ。
残すところ3節で首位から3ポイント差の今、チームは一致団結したうえ、集中して試合に臨まなければならないところです。
しかし現実はまったく逆。
半ばチームが崩壊している事実が判明しました。

ラモン・ディアスは明日、自身の進退問題について会長のサビーノと会談を持ちます。
大事なこの時期になぜ?という思いを抱かざるを得ませんが、事態はかなり深刻なようです。

懸案事項は大きく分けて5つ。

①リベルタドーレス敗退の責任
昨日のHOMEコロン戦で、サポーターから監督・選手たちを責める声は一切上がりませんでした。
むしろ応援歌も逆境時に励ます歌が中心で、横断幕も感謝の言葉ばかり。
とはいえクラブは、「100周年の記念すべき年にリベルタ獲得」を念頭に高額の報酬を払ってラモンを残留させたという経緯があります。
首脳陣とサポーターで考えが異なっても何ら不思議ではありません。

②主力選手との確執
これが一番深刻。
これがなければ進退問題などシーズン終了後に話し合われていたでしょう。
リベルタ準々決勝第1戦の前夜に起きた出来事です。
準々決勝に進んだ際の報奨金の分配について、選手たちの間では「スタメン+ベンチ入りした選手のみで分ける」という合意ができていました。
この報奨金はCONMEBOLからのものではなく、ティネーリが個人的に用意していた分だと言われています。
しかしラモンは、「登録25選手全員で分ける」ことを主張しました。
もちろん大半の選手は反対です。
ラモンの真意がどこにあるにしろ、25人には長男が含まれています。
変に勘ぐられても仕方がありません。
そしてこの際、「ラモンはオリオーンと激しくぶつかった」とされています。(翌日の致命的なミスに影響したか?)
コロン戦で正GKとロメーオが外されたのはこの時の一件が影響したようです。
加えて、昨日の試合で前半35分に代えられたアセベードも、ベンチには戻らず怒ってそのまま帰宅してしまいました。
お金で揉めることだけはやめて欲しい。。。

③来期の構想
ラモンは、「(自分が)残るなら、オリオーン、ゴンサーレス、メンデス、ボティネーリ、リベーロ、ロメーオetc.は不要で、代わりに同等以上の選手を獲得すること」を要求していると言われています。
②の問題が根底にあるのは間違いありません。
彼らが全員いなくなったらチームになりませんし、非現実的な要求です。

④息子たちの処遇
サビーノは、ラモンの息子2人と契約更改しないことを明言しています。
ラモンは「それで構わない」としていますが。。。

⑤海外からのオファー
ラモンにはアメリカ(MEX)から監督就任の要請があるようです。
サビーノはラモンに高額な報酬を払い続けたくないようで、④の件からも分かるように、自ら出ていくように仕向けている感じがあります。

これだけ条件が揃えばもう・・・。
明日にははっきりすると思いますが、今期終了後にボエードを去ることになりそうです。