2008年5月2日金曜日

リベルタドーレス2008 決勝T1回戦① vsリーベル(H)いろいろ

一昨日のリーベル戦にまつわる出来事です。
といっても、とりわけ面白いことはありませんでした。

ゆかりの人たち
後期3節で2月にモヌメンタルで対戦した時には、両サポーターともお互いの元所属選手・監督に温かいエールを送っていました。
(一部の鶏→ダレッサンドロ、プラセンテにはブーイング)


しかしこの日は真剣勝負(もちろんリーグも大事ですよ!)で、そういったことは一切なし。
逆にダレッサンドロに対するブーイングがAWAY側全体から沸き起こり、2ヶ月ちょっとで状況が激変です。
(プラセンテに対しては2月の時と同様に若干)

こちらはアブレーウに対してブーイングせず。
前半早々に彼が決定的チャンスを外した時も、通常は汚い言葉を浴びせるとともに指笛を鳴らしますが、敬意を払って何もしませんでした。


唯一、彼が途中交代でピッチを去る時にはブーイングが。
しかし、これは代わりに入ってくるオルテーガに対してのものです。

ダレッサンドロ
古巣リーベルとの試合、サン・ロレンソで彼らとコパ、リーグの両方を争うカベソンは、昨日のラジオで以下のように語っています。


「こういう試合になると僕たちは理解していた。難しい計算が必要になる戦いなんだ。時に美しいサッカーは脇に置いとく必要がある。」

「心の葛藤はない。リーベルで過ごした過去を考えると、木曜日の試合は特別なものになると思う。でもそれだけだよ。今はサン・ロレンソのユニフォームを着てるんだ。リーベルは僕の過去の一部だと思ってる。」

「ここアルゼンチンではコップ半分が満たされるだけで、いっぱいになることはない。一握りの人しかサン・ロレンソが勝利に値する試合をしたことを認めないんだ。後半、リーベルが下がったのは僕たちが押してたからでもあるんだよ。それまでは彼らもボールを持ててたし、チャンスの数でも拮抗してた。後半彼らが生み出したのは、ブオナノーテに訪れたチャンス1回だけでしょ。確かに僕たちは1点差のギリギリの勝利で、今度0-1で負けたら敗退だよ。でも昨日(=一昨日)勝ったのはサン・ロレンソなんだ。そこははっきりして欲しい。」

「モヌメンタルでリーベル相手に引いて守るのはおそらく間違い。攻撃力がある彼らにスペースとボールを与えるのは間違いだと思う。僕はラモンがそうするとは思わない。いい試合をすること、そして僕たちが持っている少ないアドヴァンテージを活かすこと、でも守りに入って負けることなんてできないよ。」

「日曜日、僕はどちらを応援するだろう? 僕たちにはボカが勝った方がいい。僕はサン・ロレンソにとってベストの結果になることを望んでいる。ベストの結果、それは僕たちがヒムナシア(LP)に勝って、エストゥディアンテスとリーベルが負けることだね。」

来週の敵地では、さらなるブーイングを受けることになるでしょう。
AGUANTE CABEZON!

ラ・ブテレール VS ロス・ボラーチョス
内部抗争に明け暮れるロスボラの連中は来ませんでした。
横断幕もなく、少なくとも集団としては。
インチャーダの仕切りがなくとも、誰かが歌い出せば周りのインチャスが追随するので応援は成り立ちます。
とはいえ、ドラもなにもない状態では長続きせず。
AWAYゴール裏が盛り上がったのは、同点に追いついた時のみでした。
彼らは、ボカのインチャーダ、インチャスよりも病んでます。


一方、HOMEのラ・グロリオーサはいつも通り。
自分たちがやるべきことを120%こなしています。
同点になった時、インチャスはさすがにへこみました。
リーベル相手の失点には、1点以上(今回は実際にその価値あり)の重みを感じます。
しかしインチャーダはすぐに立ち直り、お決まりの「なんてことないさ」の歌を繰り出しました。

"NOSOTROS NO SOMOS BOCA NI RIVER PLATE"
俺たちはボカやリーベルの奴らとは違うんだ!