2008年3月31日月曜日

Presentación Libro Centenario Adolfo Res(bteca. O. Soriano)

28.3.2008
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3月28日。
ラジオ番組"San Lorenzo, Ayer, Hoy y Siempre"のパーソナリティ、アドルフォ・レス氏が著した"EL GLORIOSO SAN LORENZO"の出版披露会の写真です。
セルヒオが行きました。

2008年3月30日日曜日

クラウスーラ2008 第8節順位表

1試合少ないながら、4連勝で9位浮上です。
昨日のダレッサンドロのFKは、映像で見るとボッシオのミスでしたね。
ほぼ正面に来たボールを膝に当てて後ろにそらしてました。
まぁ、それだけシュートに威力があったということでしょう。

<延期試合日程>
4月23日:(第6節)サン・ロレンソ vs べレス
4月23日:(第6節)ヒムナシア(J) vs ラヌース
未 定:(第7節)ラシン vs エストゥディアンテス

     <順位表>

2008年3月29日土曜日

クラウスーラ2008 第8節 vsラヌース(H)結果

今日は内容のともなった試合で快勝でした。
リーグ4連勝!!!
コパと合わせて6連勝!!!
3月全勝!!!
で、記念すべき100周年を迎えます。

ラヌースの監督ラモン・カブレーロは、水曜日にコパを控え主力を温存してきました。
そのためか、こちらのラモンも予想からさらにメンバーを落とし、長男を先発、次男をベンチに。
システムも久しぶりにスリーバックで、3-4-1-2でした。

試合は前後半それぞれ開始まもなくにサン・ロレンソが得点。
先制点は2分、メンセゲース→ダレッサンドロ→シルベーラと奇麗につながり、クキの今期初ゴールとなる復活弾でした。
2点目は46分、相手の守備の乱れを突いてカベソンがシクロンで初ゴールです。
その後59分にPKを与えてピンチを招いたものの、枠外に大きく外してくれてグラシアス。
65分にカウンターから1点を失いましたが、ようやくカラスになったダレッサンドロが終盤の81分にロベカルばりの弾丸FKを決め、グラナーテを再び突き放しました。
このシュートは距離と角度がありましたが、GKボッシオは一歩も動けず、サポーターも驚いて喜ぶのが一瞬遅れたほど。
ゴラーソ&パルティダーソでアスルグラーナの勝利です。

来週は1日火曜日に100周年、3日木曜日にコパのクルゼイロ戦、6日日曜日にリーグ9節のティーグレ戦で、試合の方はともにAWAYです。
ブラジルでは負けなければよし、勝てれば尚よし。
そしてティーグレとの「マタドール」対決では必勝です。

     <対戦表>
順位表は8節の全試合終了後に掲載します。

2008年3月28日金曜日

クラウスーラ2008 第8節 vsラヌース(H)直前情報

リーグとコパを合わせて現在5連勝中のサン・ロレンソは、明晩、ラヌースと戦います。
昨年のチャンピオン対決はうちのHOMEですが、会場はボカです。

日  時:3月29日21時10分(日本時間翌9時10分)
カンチャ:ボンボネーラ
主  審:ブラセーナス
節前順位:サン・ロレンソ13位(勝ち点9) ラヌース15位(同7) ともに-1試合
通算成績:サン・ロレンソの50勝29分29敗(219得点156失点)
直近結果:ラヌース 4-3 サン・ロレンソ(アペルトゥーラ2007第8節)

予想スタメンは以下の通りです。

GK:オリオーン
DF:アギーレ
DF:トゥーラ
DF:ボティネーリ
DF:プラセンテ
MF:リベーロ
MF:J.M.トーレス
MF:A.トーレス
10:ダレッサンドロ
FW:メンセゲース
FW:シルベーラ

現時点の情報では疲れが見える選手を休ませるとのことです。
トゥーラが本人の希望もありセンターで、復帰予定のボティとコンビ。
これはいいですが、代わりにアギーレが4番に入るようで。。。
まぁこれもいいでしょう、"どん亀"が右サイドを駆け上がる姿も一度見てみたいので、楽しみにしたいと思います!

このカンチャでボカ以外と対戦したのは44試合(HOMEとして37試合、AWAYとして7試合)あり、24勝13分7敗(74得点44失点)という結果を残しています。
主審のブラセーナスとシクロンの相性も、18試合で11勝4分3敗(31得点24失点)とこちらも悪くないです。(失点が多いのは、赤、鶏、会社とのクラシコでそれぞれゴレアーダをくらったため)
彼は、審判の仕事で首の骨を痛めたとしてAFAに対して200万ドルの訴訟を起こし、ここ2年くらい姿を消していましたが、和解したのか昨年Bから復帰したようですね。

明日は試合の前に100周年関係でいろいろあります。
午前中はラジオのインタビュー(たぶんセルヒオが全部しゃべってくれます)で、午後からは、センテナリオのためにブエノスに滞在している海外ペーニャの人たちとヌエーボ・ガソーメトロでアサードです。
今、キルシュネルの嫁が決定した高率の税金に反対して、畜産業他に従事する人たちが各地でストを決行中。
幹線道路が封鎖されていて、肝心の「お肉」がここ数日ほとんど入ってないんです。
肉なしのアサードというかアルゼンチン料理なんて考えられません。。。

2008年3月27日木曜日

サポーターソング(9)


このムービーは2008年10月26日UPです。(音源変更のため)
人様のものなので、消えちゃう可能性があります。

今日も応援歌です。

タイトル:"SIN EL CICLON NO SE VIVIR"
    「エル・シクロンなしでは生きられない」

"Y dale dale Matador....
A todas partes voy con vos....
hasta que muera....
Yo siempre te voy a seguir....
dejando el alma en el tablón....
ganes o pierdas....
Volver a Boedo esa es mi ilusión....
Quiero la vuelta, quiero verte campeón....
El sentimiento que hay en mí....
no te lo puedo explicar....
Es algo que se lleva adentro....
Adonde vayas Matador....
contigo siempre voy a estar....
por los colores de este amor....
Vamos Ciclón vamo' a ganar....
y La Gloriosa va a festejar....
Por la azulgrana voy a morir....
sin el Ciclón no se vivir...."

「ダーレ! ダーレ! マタドール!!
どこだって君と一緒に行くよ。
死に果てるまで。
俺はいつだって君についていく。
ゴール裏に魂を預けているから。
たとえ負け続けていても。
ボエードに戻ることが俺の夢。
優勝パレードがしたいんだよ、君がカンペオンになって。
俺の中にあるこの気持ちは説明できない。
何かが抑えようもなく湧き上がってくるんだ。
マタドール、君のいくところ俺はいつも一緒さ。
この愛する2色に突き動かされて。
バモ! シクロン! 必勝だ。
ラ・グロリーサは君の勝利をお祝いするよ。
アスルグラーナに命をかけてるんだ。
エル・シクロンなしじゃ、俺は生きられないから。」

私が知る限り、応援歌としては一番長く、覚えるのが大変でした。。。
元歌はGildaの歌ですが、こんなのまでよく応援歌にしたなと思います。
彼女の歌を基にしたものは他にも多数ありますけどね。
いつものことですが、「どこまでもついてくぜ」系の歌詞が大半(笑)

なお、"Quiero la vuelta"は「優勝パレードがしたい」と訳しましたが、この場合の"vuelta"には2つ意味があって、①vuelta olímpica=優勝パレード②vuelta a Boedo=ボエード復帰、の両方が掛かっています。

<オリジナルソング>
アーティスト:GILDA
タイトル:SE ME HA PERDIDO UN CORAZON

人様のものなので、消えちゃう可能性があります。

勝手に流れる応援歌を止めるには?

サイドバーの「ラ・グロリオーサ」のところで表示される「ラジオ」をいじくります。
向って左から2つ目のつまみを上げるとSTOP、下げるとPLAYです。

サポーターソング(8)


このムービーは2008年4月28日UPです。(音源変更のため)

久しぶりに応援歌を紹介したいと思います。

タイトル:"QUEREMOS LA COPA"
    「俺たちはコパが欲しい」

"Dale Sanlore, queremos la copa....
La hinchada está loca Ciclón....
Quiero verte campeón....
Yo te voy a alentar como todos los años....
Esa es mi ilusión, quiero verte campeón....
Ciclón...."

「ダレ! サンロレー!! 俺たちはコパが欲しい。
サポーターはもうクレイジーさ、シクロン。
君にカンペオンになって欲しいんだ。
いつものように君を応援するよ。
それを夢見ているから、君の優勝を。
シクローン!」

コパ用の代表曲です。
サポーターソング(3)はリベルタドーレス専用ですが、こちらは歌詞中に「リベルタ」が出てこないので、どんなコパにも対応できますね。
元歌を作ったLA MOSCAのヴォーカルGUILLERMO NOVELLISはクエルボで、100周年のイベントにも参加予定だそうです。
この他、ラテンアメリカで知らない人はいない伝説のバンドLOS FABULOSOS CADILLACS(解散済)のヴォーカルVICENTICO(現在はソロ)や、クンビア界のアイドルNESTOR EN BLOQUE等、音楽界にもカラスは多く、それぞれ応援歌になっている曲を複数持っています。
プロのミュージシャンといい、インチャーダといい、サン・ロレンソは音楽的センスを持った人を惹きつけるようです。

<オリジナルソング>
アーティスト:LA MOSCA
タイトル:BAILA PARA MI

人様のものなので、消えちゃう可能性があります。

2008年3月26日水曜日

ネット復旧しました

今日の11時にCableVisiónから人が来て、使えるようになりました。
本当は、解約するのでケーブルの配線を直しに来たんですけどね(笑)
この人は、ライバル会社でラシンのスポンサーだったMulticanalのポロシャツを着ていたのでおかしいなと思いましたが、聞いてみると、1年ほど前にMultiがCableを買収して、両方ともClarínグループなんだそうです。
どうでもいいことでした。。。
今回は何日持つでしょう?

それからついでに、ポトシで撮った動画(3月15日UP)も修正しました。
こちらもいつまで持つかわかりません!

2008年3月25日火曜日

リベルタドーレス2008 グループ1 vsポトシ(H)結果

本日の試合、1-0で勝利です。。。
前半、サン・ロレンソは覇気がないポトシを相手にゲームを支配して何度もチャンスを演出、さてはサビーノ(会長)のやつ、この試合買いやがったなと思えたほどでした。
しかし最後の決めどころを外しまくって、なかなかネットを揺らせず。
業を煮やした?ポトシDFが、ペナルティエリア内での空中戦で強烈なボディアタックをかまして、PKをプレゼントしてくれました。
冗談はさておき、このPKをゴンサーレスが決めて先制。
後半もこの調子でいきたいところでした。
ところが、前半飛ばしまくったツケがまわって、ハーフタイムが明けても明らかに選手が疲労気味。
まったく機能しなくなったアスルグラーナは、ベルヘッシオがバーを叩くシュートを放った以外これといった決定機もなく、終盤には押し込まれる時間が続きました。(相手にもバー直撃が1本)
サポーターの、"MOVETE! BOEDO MOVETE!(動け!ボエード、動け!)"の歌もむなしく響き、零封するのが精一杯。
大量得点を期待していたんですけどね。。。

この結果、少なくとも勝ち点と得失点差ではカラカスに並びました。
彼らとはHOMEでの直接対決(グループリーグ最終戦)があり、自分次第でなんとでもなりますので、今日は悲観的にならないようにします。
GLも残すところあと2試合。
次戦は4月3日、AWAYでクルゼイロと対戦です。

     <対戦表>

     <グループ1順位表>

2008年3月24日月曜日

リベルタドーレス2008 グループ1 vsポトシ(H)直前情報

グループリーグ4節、レアル・ポトシとの一戦です。

日  時:3月25日19時(日本時間翌7時)
カンチャ:ヌエーボ・ガソーメトロ
主  審:ロペス(BRA)
現在順位:サン・ロレンソ3位(勝ち点4) レアル・ポトシ4位(同0)
通算成績:サン・ロレンソの2勝0分1敗(8得点4失点)
直近結果:レアル・ポトシ 2-3 サン・ロレンソ(リベルタ2008Gr.1第3節)

予想スタメンは以下の通り。

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:メンデス
DF:アギーレ
DF:プラセンテ
MF:リベーロ
MF:J.M.トーレス
MF:ビーロス
10:ダレッサンドロ
FW:ベルヘッシオ
FW:ロメーオ

アルセナル戦からは3人変更になります。
その試合で負傷退場したヒルシーグ(15日間アウト)に代わりリベーロ、アウレリアーノ・トーレスに代わりビーロス、シルベーラに代わりロメーオ。
ボティネーリの復帰もいわれていましたが、まだのようです。

勝つことはもちろん、大差をつけて得失点差でカラカスを上回る状況を作らなければなりません。
勝負どころです。

クラウスーラ2008 第7節順位表

4節のリーベル-サン・マルティン戦の残りが19日に行われ、3-2のまま終了。
中途半端な延期試合がようやくなくなったと思ったら、白空色株式会社の従業員たちがやってくれました。。。
ラシン対エストゥディアンテスは、AWAYのピンチャラータスが2-1でリードして迎えた後半の終盤、ラ・アカデミアが71分、75分、77分と立て続けに退場者を出したことからサポーターが暴徒化。
主審が試合を打ち切りました。

この試合は、アルゼンチンでの修行を命じられた家本氏、ではなくいつもの通り現地人のレフェリーで、ベリゴーイが笛を吹いていました。
彼は私が最も嫌いな審判で、昨年には2枚目のイエローで退場させなかったか、4人目の選手交代を認めたかなんかして、干されていた時期があったと思います。
はっきりいってセンスのない人ですが、とはいえ暴れてはいけません。

ラカデに残されているのは8人の選手と13分+ロスタイムだけですので、実際の首位は勝ち点16でピンチャとみられています。
ここまで唯一引き分けがなく、やるかやられるかの戦いをしてきたサン・ロレンソも、延期されたべレスとの試合に勝てば勝ち点12で、そう遠くはないです。

なお、ラシンには、ポイント剥奪・無観客試合・HOMEスタジアムでの試合禁止等のペナルティが下されることになる模様。
3ポイントしかないのに、ポイント取られたら大変ですね。

     <順位表>

2008年3月22日土曜日

80年代のサン・ロレンソとインチャーダとインチャス

リベルタの開幕をその日の夜に控えた2月12日付のオレ紙にこんなのがありました。
サン・ロレンソ番の記者エドゥアルド・ベジュックのコラムですが、彼自身おそらく実際にクエルボなので、アスルグラーナの一員として書かれています。

「-前略-我々は降格を経験したが、革命を起こした。カンチャは売却されたが、新しく造った。いつも独力で、しかし連帯して。君は我々がコパ・リベルタドーレスを手にすることは絶対にないと思うのかい?いや、その日は来る。落ち着いて待つんだよ、カラスの兄弟たち。そうしている間に彼女(=コパ)はようやく忘れ物に気付くんだ。我々は優勝への道のりを夢見ている。225年前に南米開放の父シモン・ボリーバルが生まれたカラカスから、100年前にクラブが誕生し、他チームのサポーターを表現上解放したインチャーダがいるボエードへの、凱旋の道のりを。-後略-」

コラム自体はリベルタをメインにしたものですが、ここでの本題は補足要素として触れられている部分についてです。

1979年、クラブ首脳陣は、経済的事情からボエード地区にあったカンチャ"ビエーホ・ガソーメトロ"(当時の呼称は新も旧もないので単に"ガソーメトロ")を売却しました。
そして1981年、我が家を失い他のクラブのカンチャを拝借して闘っていたサン・ロレンソは、ついに2部に降格します。
そこでは優勝して1年で1部復帰を果たしますが、ホームレスの状態は、バホ・フローレス地区に現在のカンチャ"ヌエーボ・ガソーメトロ"を建てる1993年まで、14年間続きました。
サン・ロレンソの100年の歴史において、この時期が最も苦しかった時代といえます。
しかしインチャーダとインチャスは、クラブとチームを支え続けました。

最近出たエル・グラフィコの「サン・ロレンソ100周年記念号」に興味深い記録があります。
2部を戦っていたにもかかわらず、1982年のサン・ロレンソ戦のチケット販売枚数は、1部のどのクラブの販売枚数よりも多く、群を抜いていたというものです。

サン・ロレンソ:1,065,180枚/42試合(25,361枚/試合)
ボカ:859,046枚/52試合(16,520枚/試合)
タジェーレス:622,844枚/56試合(11,122枚/試合)
インデペンディエンテ:616,954枚/52試合(11,864枚/試合)
リーベル:554,311枚/52試合(10,659枚/試合)
べレス:502,808枚/52試合(9,669枚/試合)
ラシン:447,158枚/52試合(8,599枚/試合)

2部が戦場で1部より10以上少ない試合数、しかも前述の通り放浪中の身。
それでも唯一の100万枚突破。
このことは、サン・ロレンソのサポーターについて語られる時に挙げられる優れた点の一つ、「何があろうともインチャスが常に愛するクラブの追従者であること」を裏付ける証拠になります。
チームが好調な時はもちろん、「苦境にある時こそカンチャに行って声を張り上げて歌い、応援しなければならない」という思想が、カラスたちの中にはあるのです。
この年、対戦相手がサン・ロレンソをHOMEに迎えた時には、その多くがビッグクラブの箱を借りて対応するほどでした。
もちろん、入場料収入を見込んでのことです。
象徴的なのはティーグレで、彼らは自身のモヌメンタル・デ・ビクトリアではなく、リーベルのモヌメンタル・デ・ヌーニェスを試合の会場に選択、公式収容人数を大幅に上回る7万5千人近いサポーターを集めたといいます。
チケット購入者にソシオの入場者分が加わりますので、「試合が行われたすべてのカンチャのキャパがサン・ロレンソにとっては小さかった」とするエル・グラフィコに嘘はないでしょう。

それから、サン・ロレンソのサポーターが有するもう一つの優れた点が、「他チームのサポーターを表現上解放したインチャーダ」です。
つまり、今のアルゼンチンの応援スタイル(=ブラジルを除く中南米各国で繰り広げられている応援スタイル)を創始・確立したインチャーダが私たちにはあります。
そしてここでもまた「80年代」です。
昨日のアルセナル戦の帰途、ポトシ遠征で知り合った友人アンドレスの車で高速を走っている最中に、警察車両に囲まれながら移動するインチャーダ"ラ・ブテレール"のミクロに出くわしました。
この時アンドレスはポツリともらします、「お前は知らないと思うけど、80年代のインチャーダは本当にすごかった」と。
当時のことなど想像するしかない私にとっては今でも世界に誇れるインチャーダですが、彼によると、サン・ロレンソのサポーターが現在アルゼンチン他で定番となっている応援歌を次々に生み出していたのが80年代で、迫力も今の比ではなかったのだそうです。

その当時、サポーターがクラブを熱く支えていなかったらどうなっていただろうか。
優勝争いに絡まなくなっただけでカンチャに足を運ぶ人が激減する他のビッグクラブのサポーターのように見捨てていたら。
1部にすぐに戻れていただろうか?
新しいカンチャは建設されていただろうか?
何よりクラブ自体が存続していただろうか?
ラシンのように株式会社になっていただろうか?

時代は変わりました。
経済崩壊・物価の高騰・娯楽の多様化・止まらない暴力等々さまざまな理由から、普通の試合でカンチャが満員になることはなくなりました。
これはアルゼンチンサッカー全体に言えることで、残念ながら、サン・ロレンソも例外ではありません。
しかし、自己比較では80年代が頂点だったとしても、私たちが現在でもよそのサポーターを凌駕していることは紛れもない事実。
インチャスは引き続き我慢強い追従者で、インチャーダも応援歌を生み出す伝統を引き継ぎこの世界をリードしている。
他者に勝っている以上、あとは自分との戦いに勝利するだけです。
かつての状況を取り戻して、窮地からクラブを救った80年代のサポーターに恩返ししなければ。

2008年3月21日金曜日

クラウスーラ2008 第7節 vsアルセナル(A)結果

家を出た時には真夏のような暑さ→サランディに着くと雨雲がモクモク→試合開始1時間前から強く降り出す→開始ちょっと前にやんで前半は平穏→ハーフタイムにまた降り出す→後半はほとんど豪雨に打たれて寒さに震えながら終了。
タンクトップにカプリとビーサンだけの身にはこたえました。。。

試合の方も前半からしまらない内容で、後半になると大雨の影響からさらに悪化。
いっそのことリーベル-サン・マルティン戦のように延期して別の日にやればとも思いましたが、時折り小降りになるのでピッチコンディションがプレイできないところまでいかず。
しかし、結果だけは今回も出してくれました。
スコアレスドローの空気が漂い始めた84分、ゴンサーレスのFKからベルヘッシオが決勝点となるゴールです。
おそらくFKを受けて最初にシュートを放ったのはアギーレで、GKにはじかれたところをベルヘッシオが拾ってねじ込んだと思います。
前半から孤軍奮闘していた彼には良いご褒美になりました。
リーグではラシン戦に続き2試合連続ゴールです。

この試合から復帰したメンデスとダレッサンドロにも触れたいと思います。
まずガジェーゴ。
彼はこの日もパーフェクトで、「これ以上ケガをしないで!」ということ以外、他に望むことはありません。
本人も明日の新聞各紙の評価が楽しみでしょう。
そしてカベソン。
残念ながら、彼はまだ本調子ではないようです。
元々球離れが良いとは言えない選手ですが、雨でボールが転がらないピッチでもそのスタイルは変わらず、無駄に仕掛けに行ってはことごとく潰されていました。
この日の出来では途中交代もやむなしですね。

リーグ開幕から1ゴールも奪えずに3連敗。
もうクラウスーラは捨ててリベルタに集中しろという思いもよぎりましたが、ここ3試合は連勝で着実に勝ち点3を積み重ねています。
こうなると後期のタイトルも欲しいかなと。
半期で19試合のリーグ戦なので、3連敗スタートで優勝できたらすごいことですよ。

次節はコパのHOMEポトシ戦をはさんでラヌースと対戦です。
こちらもHOME扱いですが、既報の通りラ・ボンボネーラで行われることになると思います。
前回ここをHOMEにして戦った07後期3節のベルグラーノ戦は1-0で勝利。
"LOS CAPOS DE LA BOCA SON LOS GAUCHOS DE BOEDO"
来週末も勝って、「ラ・ボカ地区の支配者はボエード地区のガウチョたち」の歌を歌います。

     <対戦表>
順位表は7節の全試合終了後に掲載します。

2008年3月20日木曜日

クラウスーラ2008 第7節 vsアルセナル(A)直前情報

サン・ロレンソは1試合未消化ですが、後期リーグはもう7節を迎えます。
明日金曜日、シクロンはAWAYサランディでアルセと対戦。
この試合から"ガジェーゴ"メンデスが再復帰予定です。

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:メンデス
DF:アギーレ
DF:プラセンテ
MF:ヒルシーグ
MF:J.M.トーレス
MF:A.トーレス
10:ダレッサンドロ
FW:ベルヘッシオ
FW:シルベーラ

サランディ(LOCALIDAD)はアベジャネーダ(PARTIDO)に属していて、ブエノス・アイレス市(CAPITAL FEDERAL)からみると、ラシンやCAIのあるアベジャネーダ(LOCALIDAD)のちょっと先に位置しています。
(アベジャネーダの中にアベジャネーダとサランディ。ややこしいですが、大阪府の中に大阪市や吹田市があるようなもんです)
家からは渋滞にはまらなければ車で30分くらいで、遠くはないですね。
暦上明日から秋ですので、涼しいといいな。

現在、家のインターネットが不通です

2003年の4月1日、サン・ロレンソ95歳の誕生日から今のマンションを借りて住んでいます。
それからついこの間までダイヤルアップ接続で凌いできましたが、いつからか使用中にパソコンの一部分がかなりの高熱を発して、落ちてしまうようになりました。
VAIOでしたので、バッテリーかなんかに問題があったモデルなのだと思います。

そこで今年の1月に新しいPCを日本から持ってきましたが、インターネットはあまり利用しないので、引き続きダイヤルアップで行くつもりでした。
が、いざ接続しようとするとPCに電話線を差し込む穴がない。。。
唖然としました。
この手の世界に詳しくない私は、かつてSEをやってて今は同業の友人に電話。
それ用のカードみたいなものを付ければ良いと言われ、翌日、中心街のフロリダ通りにある専門店街を訪問しました。
ところがどこへ行っても、「このバンダ・アンチャ(ブロードバンド)時代にそんなもん売ってないよ」とつれない返事。
この段階にきてようやく決心しました。
ブログも引き受けたことだし、この際バンダ・アンチャを導入しようかと。

私がブラジルから戻り、ついで大家がヴァケーションから戻った2月26日、かつてサン・ロレンソのスポンサーになっていたケーブルテレビ会社CableVisiónのインターネットサービスFiberTelを申し込んで、3月4日にいよいよモデムが来ました。
しかし、ここでまず誤算が生じます。
いっしょに申し込んでいたケーブルテレビのデジタルヴァージョンが、骨董品のうちのテレビには接続できなかったのです。
これがあればBとRの試合も見られ、Hなチャンネルも多分あるんだろうと期待していたんですけどね。
まぁそれはいいでしょう、BやRなぞエクストラのお金を払って見る価値はないですし、メインはあくまでインターネットの方だったので。
(HはHURACANじゃないのでいささか残念ですが。。。)

モデムのセッティングは30分ほどで完了し、快適なネット生活がいよいよ始まったようにみえました。
しかし地球の裏側ではそう簡単に事は運ばず、こちらでもトラブルが発生します。
作動したのはそれから3日間だけで、7日にラシン戦から帰宅すると、アクセスできない状態になっていたのです。

私はその翌日からポトシに行くことになっていたので、すぐにカスタマーセンターに電話しました。
24時間対応のカスタマーサービス。
アルゼンチンもやればできるじゃないか。
この期に及んでそう思った私がバカだったのでしょう。
結構待たされてやっと出てくれた人に一通り説明すると「少々お待ち下さい」状態になり、また長いこと待たされて出たと思ったらさっきと別の人が。。。
仕方なくその人にも一から同じ説明をすると、また「少々お待ち下さい」になり、最終的には3人目が出てきました。
私の案件を聞いて担当セクションに回してくれたわけではないので、まったく埒が明かず。
あきらめた私は、不安定ながら調子が良ければまだ使える古いパソコンとダイヤルアップでラシン戦の結果を片付けて、後を大家に託すことにしました。
マンション全体でケーブルテレビの団体契約をしているので、ネットの方の契約も自動的に大家名義になっているんです。
一利用者に過ぎない日本人がアルゼンチン語でゴチャゴチャ言うより、現地人で実際の契約者である大家が事に当たった方が解決は早いだろう、そう楽観視して旅立ちました。

1週間後の金曜日にボリビアから戻ると、大家から「たぶんもう直ってる」とうれしい報告。
しかしやっぱりダメでした。
最初から直ってなかったのか、いったん復旧した後にまた死んだのか?
真相は定かではありませんが、とにかくダメ。
そしてまた電話です。
この時の担当者は、「こちらの内部で起こっている問題ですので、24時間以内に解決します」と、割とあっさりと言い放ちました。
しょうがない、では1日待ちましょう。
古いVAIOをまたぞろ引っ張り出してきて、5節の順位表、ポトシ戦の結果、6節ベレス戦の直前情報etc.に取り掛かりました。

ところがこのVAIOも途中から言うことを聞かなくなります。
文字を入力できるところにカーソルを合わせた途端、勝手に55555・・・・・の連打が始まるようになったのです。
エクセルで対戦表や順位表を作成できず、ワードで文章を下書きするのも不可、ユーザーIDやパスワードを入力する部分にまで5・・・が入ってしまうので、ブログやフリーメールにもログインできなくなりました。

この日さえ乗り越えれば何とかなると思っていた私は、まず「5え%ぇ」のキーを外して、中にたまったゴミやホコリを取り除きました。
しかしまったく意味なし。
次の一手はナンバーロック。
これも効果なし。
もうこうなったら最終手段です。
この忌々しい「5」のキーの下の電子的な部分(あーなんて素人な表現なんだろう。。。)をハサミの先っちょで破壊しました。
結果、敵は攻撃の手を緩めるどころか、逆に攻勢を強めてきた感があり私の負け。
幸い金曜日分としてブログに載せる材料に関しては大半の作業が終了していたので、残りと明日以降に載せるポトシでの写真・動画を新しいPCで準備、CD-Rに落としてネット屋に向かいました。(現在、仕事の請求書作成のみ滞ってます。ゴメンナサイ!)

ネット屋はマンションの下にあって深夜までやっているので、金曜日の投稿分まで終わらせて寝るつもりでした。
しかしここでもまた困難が。
持参したCD-Rがそこに50台近くあるどのPCにも受け付けてもらえなかったのです。
36時間かけてボリビアから帰ってきたので体力も限界、翌日ベレス戦に一緒に行く友人宅でアップさせてもらうことにして、部屋に戻りました。

友人のPCではCD-Rの中身も開封できて問題なし。
日本語が書けないのが唯一の難点ですが、ワードで書いたものがあったので、カンチャに行く前と帰った後に使わせてもらって、溜まった分のアップがすべて完了しました。
残念ながら、ポトシで収めた動画は潰れてしまってますけどね。。。
編集ページのプレヴュー画面ではちゃんと表示されるんですが、こちらも今のところ原因がわかりません。

そして帰宅。
前日の電話から24時間経ちましたが、何一つ変わりなく依然アクセスできず。
この時はもう電話をする気力がありませんでした。
それから今日に至るまで。
日曜日、2年ぶりに帰国したペーニャのセルヒオが我が家に来たので、大家のふりをして電話、「24時間以内に復旧」の回答。
月曜日、復旧せず大家が激怒して電話、「48時間以内に」の回答。
水曜日、復旧せずまたしても大家が激怒して電話、「明日中に」の回答。
本日木曜日、私はわかってます、"No hay dos sin tres"、いやもう「二度あることは三度ある」どころではないのです、今日もつながることは"絶対に"ないと。
ちなみに、セルヒオの家でもFiberTelを頼んでいて、一昨日の火曜日に取り付けに来る予定でしたが、終日待ったものの、来なかったそうです。
まったくふざけた会社ですね。

現状、新PCのワードで下書きしたものを、プリンターがないので手書きで紙に写して下に持っていってます。
ネット屋のPCではCD-RはNGですが、日本語での読み書きはできるので。
表の類は万一の時のために元のエクセルをフリーメールの添付ファイルにしていたので、その場で落として編集です。

結局、今日は何が言いたかったのかというと、「毎日投稿したいのはやまやまですが、少々この状況に疲れてきましたので、別の会社のバンダ・アンチャが来るまで更新が滞る日があります」ということです。
本日より聖週間の連休が始まり月曜日までお休みですので、たぶんその到着はかなり遅くなるでしょう。
ハ~。

2008年3月19日水曜日

延期された6節のべレス戦(H)、日程決定

リベルタのグループリーグ終了後の4月23日水曜日に組み込まれました。
捜査の展開次第ですが、その時点で容疑者不明もしくはサン・ロレンソに無関係な人間の犯行という結果が出ていれば、通常どおりヌエーボ・ガソーメトロで行われることになると思います。

2008年3月18日火曜日

リベルタドーレス2008 グループ1 カラカスvsクルゼイロ結果

TUDO MAL...
4節の折り返し地点を迎えたグループ1は、本日、1試合目のカラカス対クルゼイロがベネズエラで行われ、1-1のエンパーテに終わりました。
この結果は、カラカスを標的に絞ったサン・ロレンソにとってありがたくないものです。
シクロンが1週間後にHOMEでポトシを叩けば、全チーム消化試合数同でグループリーグ突破圏内の2位に浮上することも可能ですが、得失点等の差のみで状況はかなり混沌としてきます。

今後の日程は、
4節②(3月25日火曜日):サン・ロレンソ v レアル・ポトシ
5節①(4月01日火曜日):レアル・ポトシ v カラカスFC
5節②(4月03日木曜日):クルゼイロ v サン・ロレンソ
6節①(4月17日木曜日):レアル・ポトシ v クルゼイロ
6節②(4月17日木曜日):サン・ロレンソ v カラカスFC
※最終6節は①②同時刻開催
となっています。

シクロンは、4節②でポトシから絶対に勝ち点3を奪わなければなりませんが、そうなった時点で、ポトシは完全にコパから脱落となりますので、彼らが残り2試合を高いモチベーションで戦ってくれるか、心配ではあります。
しかしいずれもHOMEポトシでの試合ですので、意地を見せて欲しいですね。
それに行ってみてわかりましたが、高地での試合は尋常じゃないです。
慣れないと、普通に過ごしているだけで息切れと頭痛がします。
「高地での試合は問題ない」というD10Sの気が知れませんよ。。。

また、5節②のAWAYでのクルゼイロ戦は、翌日・翌々日に彼らのカンチャで音楽のイベントがあるため、前日(つまり試合当日)までに設営が必要、その影響でベロ・オリゾンテから185km離れたイパチンガというところのカンチャで行われることになる模様です。
本来のカンチャ"ミネイラォン"は7万5千人入りますが、イパチンガの"イパチンガォン"は入っても2万2千人らしいので、ここは素直に歓迎したいと思います。

で、いま描くシナリオは、
4節②:ポトシ戦で再び歓喜。
→CRU(8), SLO(7), CAR(7), POT(0)
5節①:ポトシよくやった!
5節②:ねぇアズラォン、カラカス負けたし、エンパーチでいいよね?
→CRU(9=GL突破確定), SLO(8), CAR(7), POT(3)
6節②:俺たちはエンパーテでOKだよ~ん!
→CRU(9~12=GL突破確定), SLO(9=同左), CAR(8), POT(3~6)
です。
最後の試合までドキドキしたいので、こんなんでどうでしょう?

それからリーグの話ですが、カンチャ変更に関連して。
サン・ロレンソも4月1日に100周年のイベントでヌエーボ・ガソーメトロを使用するため、直前の8節HOMEラヌース戦はどこかのカンチャを借りて行われることになります。
この件では当初、べレスのホセ・アマルフィターニで話が進んでいましたが、土曜日の事件で白紙になり、現在はボカのラ・ボンボネーラが有力となっています。
遠いリニエールスでも臭いラ・ボカでも、どちらでもいいですよ!
今期の19試合は、バイーア・ブランカとフフイでの2試合以外すべて通勤圏内で行われるので楽です。

     <グループ1順位表>

2008年3月17日月曜日

08/09ユニフォーム

土曜日のべレス戦では、新しいユニフォームで戦う予定でした。。。
画像のモデルはジェシカ・シリオさんで、彼女はアスルグラーナではなく、グラナーテのファンだそうです。(ラヌース生まれだか育ちだかだそうで、昨期優勝した時にそういってました)
日本にも佐○X子さんという勝ち馬に乗ることで有名なタレントさんがいますが、その類かもしれませんね。

メイカーは変わらずlotto。
HOMEは伝統のアスルグラーナで、AWAYは引き続きホワイトベース、そしてブラックベースで久々に3RDモデルが用意されています。
各モデル、今のところ「100周年」等の文字は見当たりません。
記念モデルも別に出るでしょう。

クラウスーラ2008 第6節順位表

延期試合について。
後半36分に中断された4節のリーベル対サン・マルティン戦は、その時のスコア3-2を反映させ、とりあえずリーベルに勝ち点3を加えています。
試合前に延期が決定した6節のサン・ロレンソ対べレス、ヒムナシア(フフイ)対ラヌース戦の対象チームは試合数5のままです。
フフイでの試合は、州職員か何かの「賃金アップデモ」に警察官が取られてカンチャに割り振れなくなったため、安全が確保できず延期となりました。

     <順位表>

2008年3月16日日曜日

Una tarde triste...

土曜日のサン・ロレンソ対べレス、試合は17:10開始予定。
しかしその直前、選手が入場したのと同時にAWAYゴール裏でべレスのインチャスが暴れ出し、試合は延期されることになりました。
発端は、ヌエーボ・ガソーメトロ(NG)に向かっていたベレスサポのミクロが何者かに銃撃され、1名が死亡したことによります。
このミクロはべレスのバーラブラーバ"ラ・パンディージャ・デ・リニエールス"を乗せたものではなく、ソシオを中心とした一般のインチャスを乗せたものでした。
今日のオレ紙は一連の出来事を以下のように書いています。

15:00 ベレスサポが40台編隊で地元のリニエールスを出発。
15:45 NG近くにあるウラカンの施設"ラ・ケミータ"付近から発砲。
16:02 撃たれたインチャが救急車で病院へ、その後死亡。
17:09 これを知ったNG内のベレスサポが爆発、フェンス破壊。
17:22 主審のバルダッシが試合の延期を決定。
17:50 べレスのインチャスが帰途、ラ・ケミータを襲撃。

警察は現在、1年前にべレスのバーラに横断幕を盗まれたウラカンのバーラによる犯行、90年代からべレス及びそのバーラ、インチャスを強く憎むようになったサン・ロレンソのバーラによる犯行、そしてべレスのバーラの内部紛争に絡んだ犯行の3つの線で事件を追っているようです。
しかし、被害者はバーラではありませんでした。

偉大なサッカーファン、エマヌエル・アルバレス(21歳)、安らかに・・・

2008年3月15日土曜日

クラウスーラ2008 第6節 vsベレス(H)延期

SUSPENDIDO...延期です。。。

カラスたち en potosí, fotos y movies

     La Quiaca y Villazón.
     土曜日9:30にブエノスを発ったバスは、27時間かかって
     ようやく国境の町ラ・キアーカに到着しました。
     ゲートの向こうはボリビア側の町ビジャソンです。

     El más grande de BOLIVIA.     
     現地では最も偉大とされるボリビアのクラブ。
     ビジャソンにて。

     Paseando por la ciudad de Potosí.
     日曜夕方にビジャソンを発って、月曜早朝にポトシに到着。
     チェックインまでの間、国境で知り合ったカラスたちと
     街を散策です。

     Un canal local nos hizo una entrevista.
     すると、地元テレビ局にインタビューされました。

     el Potosí(diario local):"Y viene San Lorenzo..."
     試合前日の地元紙「サン・ロレンソがやってくる」

     Minas, hojas de coca y dinamitas.
     試合当日の火曜日、他のカラスたちと鉱山ツアーにも参加。
     鉱夫たちはコカの葉を噛みながら仕事をしていました。
     ダイナマイトは導火線に点火してから約2分で爆発する
     そうです。

     50 años, el promedio de la vida de los mineros.
     鉱夫たちの平均寿命は50歳。
     過酷な仕事です。

     Un bondi japonés.     
     ボリビアでは日本車もたくさん走っています。


Le pedí que nos sacara una foto pero...
昼食後に記念の1枚といきたかったのですが
ダイヤルがムービーに。。。
最初はみんなから"SATO"と呼ばれていたものの、この頃になると
"JAPON"とか"PONJA"と呼ばれるようになっていました。 

     Sacamos las entradas en la CD del Potosí.     
     ポトシのクラブ事務所でチケットを購入。


A la cancha!
18時過ぎ、当日着組がチャーターしたバスでカンチャへ。

     Una potosina y un karazu.
     男の場合、私のような"カベソン"も多いボリビア人ですが
     女性は概して顔が小さいです。
     ちなみに、先に「一緒に写真を撮って」といったのは
     彼女(エベリンちゃん21歳)の方ですよ!

     Primero nos ubicamos en la platea.
     最初はバックスタンドに誘導されました。

     Pero luego la policía nos mandó a la popular.
     が、その後ゴール裏に移されました。
     ということで、横断幕も張り直しです。


Dale Sanlore! queremos la copa!!
試合開始。
行け、サン・ロレンソ!俺たちはコパが欲しい!!

     Un bostero en su tierra.
     ハーフタイム。
     ボカの地元ボリビアに住むボッテーロが
     カメラを持って私たちを撮りにきました。


Sin el Ciclón no sé vivir...
後半。
昨年、「春の新作」としてラ・グロリオーサがおろした
この歌も、すっかり他チームのサポに真似されてます。


Tiro penal del Paragua.
アウレリアーノが逆転となるPKを決める。

     Después del triunfo, recibiendo botellazos potosinos.
     勝利後、ポトシサポの投石・投ペットボトル・投フルーツ
     を受けながら。
     左からレオ、マリアーノ、アンドレス、グスターボ
     そして私です。

Y sigue el camino a Japón!
日本への道のりはまだまだ続きます!

クラウスーラ2008 第6節 vsベレス(H)直前情報

今日の夕方ボリビアから戻りましたので、さっそく情報をUPしていきたいと思います。
明日土曜日、サン・ロレンソは現在首位のべレスをHOMEに迎えます。
北京オリンピックの聖火リレーランナー候補にも選ばれたダレッサンドロがようやくケガから復帰。
ポトシでの試合から中3日となるシクロンは、以下のスタメンで臨むようです。

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:トゥーラ
DF:アギーレ
DF:プラセンテ
MF:リベーロ
MF:J.M.トーレス
MF:ヒルシーグ
10:ダレッサンドロ
FW:ベルヘッシオ
FW:シルベーラ

最悪のスタートとなった2008年ですが、ここ最近はリーグとコパを合わせて3連勝です。
このまま4連勝を飾り、ダレッサンドロのボエードでの初勝利をみたいところですね。

リベルタドーレス2008 グループ1 vsポトシ(A)結果

敗戦濃厚でしたが、奇跡の逆転勝利です!
寒い中20分ほど遅れて始まった試合では、早々にロメーオがGKとの1対1という決定的場面を迎えましたが、強打したシュートがバーを叩きチャンスを逃すと、シクロンは前半のうちにサクッと2失点。
高地での試合でこのビハインドは致命的かと思われました。

しかし後半が始まってまもなくにポトシが退場者を出し流れが変わります。
退場者と入れ替わりにピッチに犬が乱入して2,3分間試合が中断するアクシデントもあり、貴重な時間を失ったようにもみえましたが、選手はそれで一息つけたようで、落ち着いて攻撃ができていました。
71分にロメーオがようやく目覚めて今シーズン初得点を奪うと、続いて途中から入った下部組織上がりの若手チャベスが同点弾。
最後はベルヘッシオが得たPKのチャンスをアウレリアーノがきっちりと決めました。

PKとなったシーンはテレビでみるとファウルではありませんでしたが、運も味方につけたシクロンが勝利。
残り3戦に希望がつながる勝ち点3を獲得です。
次戦は3月25日、今回の相手ポトシをHOMEに迎えます。

     <対戦表>

     <順位表>
明日、撮ってきた写真等を載せたいと思います。

クラウスーラ2008 第5節順位表

2連勝のサン・ロレンソは順位を14位に上げました。
4節のリーベル対サン・マルティン戦は、中断時のスコアを反映させ、とりあえずリーベルに勝ち点3を加えています。

     <順位表>

2008年3月7日金曜日

クラウスーラ2008 第5節 vsラシン(A)結果

今日は時間がありませんのでさらっと書きます。
後半71分、ベルヘッシオが古巣のゴールにカベサーソを叩き込み1-0で勝ちました。
仕事が片づかず、試合に20分ほど遅れて到着した私は、アバロスの退場を見逃しました。
ゴールが見られたので別にいいんですけどね。
次節は土曜日の試合で、HOMEに好調ベレスを迎えます。

それから、私は明日9:30発のバスでポトシに向かいます。
チームは日曜夕方に飛び立ちますので、彼らよりは先に現地に着けるでしょう。
ベレス戦の前には戻ってきますが、その間ブログは更新できません。
今日の試合でメンデスがまた負傷し、ダレッサンドロもブエノスに残るそうです。
残念なニュースですが、ボリビアでも精一杯応援してきますよ!

     <対戦表>
順位表はボリビアから戻ったら掲載します。

2008年3月6日木曜日

クラウスーラ2008 第5節 vsラシン(A)直前情報

明日19時開始予定だったのが18時からになったラシンとのクラシコです。
昨期はHOMEで0-3という劣勢に陥りながら、最後は4-3で大逆転勝利という試合でした。
その勝利によりラシンをようやく「息子」にできましたので、明日AWAYでも勝って「パパ」の地位を守りたいと思います。
アベジャネーダでの一戦は、

GK:オリオーン
DF:ゴンサーレス
DF:メンデス
DF:アギーレ
DF:A.トーレス
MF:リベーロ
MF:J.M.トーレス
MF:ヒルシーグ
MF:ビーロス
FW:ベルヘッシオ
FW:ロメーオ

がスタートから出場する模様です。
結局ラモンは、「いつもベストメンバーで戦いたい。火曜日のことは土曜日になってから考える」ということで、ほぼレギュラーで臨むことにしたみたいですね。
休養を与えられたのは、わずかにプラセンテのみということになっています。(シルベーラはケガしてませんが、出場停止です)

ラモンは、明日スタメンで出場することが濃厚だったオルティースの移籍についても触れています。
「私の構想に入ってないから放出されたという話を聞いたが、彼は偉大な選手であり、放出はクラブの懐事情によるものである」と噂を否定、彼の不在を残念がっていました。
それから火曜日に間に合うかはわかりませんが、ダレッサンドロも順調に回復しているようです。

明日の観戦はゴール裏POPULARで、チケットは24ペソでした。
行ってきます!

"デカ頭"ダレッサンドロ、日本へ

すみません、"カベソン"ダレッサンドロがJリーグに移籍!という話ではありません。
今日はユニフォームその他諸々についてです。


わたくし、今週はちょっぴり仕事してしまいました。
サッカー関係のグッズを日本に送りますが、その中にサン・ロレンソのアイテムもありまして、現行HOMEユニフォームと#10"D’ALESSANDRO"のマーキング素材が、明日金曜日に日本に向けて旅立ちます。
来週か再来週のあたまには店頭に並ぶことになると思いますので、興味のある方は探してみてください!
ナンバー・ネームもアルテ・・・・社のオフィシャルです。

さてこのHOMEですが、初期はブラジル生産で、その後アルゼンチン生産に移りました。
今回日本に行くのもすべてアルゼンチン製です。
産地が違うと細かな仕様が異なるもので、初期のブラジル製の方が同サイズでも作りが大きく、両肩のLottoのロゴもより赤々としていました。
またWAL★MARTのロゴにも若干違いがあったと思います。
私個人で所有しているのも今回送るのと同じアルゼンチン製ですが、#10ダレではなく"ロボ"レデースマの#28をマーキングしています。
(優勝したリーグ仕様がよかったので、ネームは入れてません)
それからAWAYもありまして、こちらはトゥーラの#21です。
AWAYは優勝したシーズンでは確か着用しなかったはずですので、彼のネームを入れてもよいのですが、こちらでも決して人気選手とは言えないので、オフィシャルでは入手が難しいですね。
オフィシャルは最低5セットからですので、確実に余ってしまいます。。。

AWAYの方はおそらくずっとブラジル生産だと思います。
が、フロントWAL★MARTの仕様が変更されました。
画像にもある通り、最初は確実に赤青のライン上にくる"W"にのみ白縁が付いていましたが、続く"A"も青のライン上にのってしまうので、現在はこれにも白縁が付いています。
当初の仕様で青のライン上に"A"がかからないように圧着したものもありましたが、それではロゴがユニの中心線を外れて左にずれてしまっていたので、変更せざるを得なかったようです。
このAWAYもリベルタ初戦のカラカス戦で使用されましたので、ダレッサンドロもネーム入りで着用しています。
この試合では、"A"に白縁が付いているユニと付いてないユニが混在していました。
また、袖にアルゼンチン国旗が加えられていましたが、ある選手は左袖に、ある選手は右袖に、ある選手は両袖に、ある選手は両袖ともなしと、メチャクチャでした。
幸いダレッサンドロのユニは「両袖とも国旗なし」でしたので、こちらもいずれ日本に送りたいと思います。

それから、マーキング素材について。
ナンバーは生地のような材質でしっかりしており、デザインも悪くないと思います。
ただ、Lottoのロゴが別にくるので、圧着の際にひと手間かかりますね。
加えて、HOME/AWAY問わず、#1はその他のナンバーより5mm短いです。
意図的なものなのか単なるミスなのかわかりませんが、選手も同じものを使っていますので、雑誌やネットで拾った画像で確認しても#1は短いです。
AWAYに#21を圧着した際には、どうバランスを取ろうか苦労しました。。。
ネームは普通にラバーです。

ここからは横道にそれます。
画像でHOMEを着ているのはイングリ・グルッケ(INGRID GRUDKE)嬢、AWAYはフリエータ・プランディ(JULIETA PRANDI)嬢で、昨年NEWユニフォームをリリースした時に行われたイベントで撮られたものです。
(検索に走る男性諸氏も少なからずいると思いますので、アルファベットでも表記しました!)
このようなお披露目では、ファンでもないモデルさんが仕事で愛着のないユニフォームを着ている場合が多いですが、彼女たちの場合はガチでクエルバスで、テレビ司会者マルセーロ・ティネーリがリーダーを務める「100周年委員会」にも参加しています。
彼女らに(元?)ローマ在住のモデル、バレーリア・マッサ(VALERIA MAZZA)嬢を加えた3人が、現在のサン・ロレンソファンにおける3大美女です。
亘氏がFoot!で「サン・ロレンソファンにはきれいな娘が多い」とよく言っていましたが、たぶん、この辺の話をされてるのではないかと思います。
まぁ、一般のクエルバスもかわいいですけどね。
この他、ティネーリと同様にゴールデンタイムには欠かせない、スサーナ・ヒメーネスという女帝もいますが、アルファベット表記は別にいいでしょう(笑)
こちらの芸能界では今、なぜかカラスたちが大活躍していますので、いずれまた書きたいと思います。

2008年3月5日水曜日

"火星人"オルティース、スウェーデンへ

サン・ロレンソは、"マルシアーノ"オルティースの完全移籍でスウェーデンリーグの強豪AIKソルナと合意に達した模様。
オルティースは近日中に機中の人となり、ボエードにはパス100%の売却で1.1百万ドルが入ることになるそうです。

彼はクラブのユース育ちで、サン・ロレンソでは65試合出場3ゴール、06/07シーズンはアルセナルに貸し出され、33試合出場5ゴールという結果を残しています。
本来5番の選手ですが、攻撃的な8番や11番もこなせるテクニシャンで、中盤のレギュラー選手にケガや疲労、出場停止等があった際にその穴を埋めてきました。
チームで一番ユーティリティーな選手といえた彼を放出した影響は極めて大きいですね。。。

ただオルティースには、「彼に去られたチームは優勝する」というジンクスがあります。
アルセに1年間レンタルされていた間にサン・ロレンソはクラウスーラ07で優勝、一方サン・ロレンソに復帰した07年の後半にはアルセがコパ・スダメリカーナを取りました。
関係ないですが、逆に「ベンチに置いておくだけでチームが優勝する」といわれた選手もいます。
ペルー人の"マリンガス"ヒメーネスは、2007年の後期リーグまではサン・ロレンソに、同年の前期リーグではラヌースに所属していました。
どちらのチームでもレギュラーにはなれませんでしたが、チームは優勝したのです。
今更呼び戻すこともないですし、呼んでも戻ってこないでしょうけどね。

AIKソルナには既に、イバン・オボロとルーカス・バルデマリーンの2人のアルゼンチン人選手が在籍しているそうです。
ともにアルセ時代の同僚ですので、チームにもすんなり溶け込めるでしょう。
こちらは大いに痛いですが、かの地でも活躍することを期待しています!
それから彼にまつわるジンクスも!!

2008年3月4日火曜日

リベルタドーレス2008 グループ1 クルゼイロvsカラカス結果

本日4日、グループ1の3節でクルゼイロ対カラカスの上位対決が行なわれ、HOMEのクルゼイロが3-0で完勝しました。
この結果、クルゼイロは勝ち点を7に伸ばし首位に浮上、同6から上積みできなかったカラカスは入れ替わりで2位に落ちています。

この試合はFOXの中継で見ることができましたが、結果が示す通りの内容でした。
HOME/AWAYの違いがあるとはいえ、「シクロンはよくこのチームと引き分けたな」と、「よくこのチームに完敗したな」というのが、今日の2チームに対してもった感想です。
それから、主審はシクロン-ピンチャ戦を吹いたラベルニでした。

試合前まで、カラカスがこのまま突っ走って、2位争いでの敵はクルゼイロになるかなとも思っていましたが、やはりカラカスとの勝負になりそうです。
幸いこの3節から5節までは、日程的に相手の戦果をみてから試合に臨むことができます。(最終節は同日同時刻開催)
この利は絶対に活かさなければなりませんね。
残された試合では、5節のAWAYクルゼイロ戦を相手とこちらの双方が引き分けでもOKといえる状況で、そして最終節のHOMEカラカス戦をこちらは引き分けでもOK、相手は勝たなければならないという状況で迎えられるようにしたいです。

これには他力に頼らざるを得ない面も多々ありますが、まずは自力で3,4節での対ポトシ2連戦に連勝して、勝ち点6をもぎ取らなければなりません。
ラモンは金曜のラシン戦をサブ中心で戦う決心をした模様で、来週火曜日のポトシ戦に全力でぶつかるつもりですので、きっといい結果が出るでしょう。

     <グループ1順位表>

2008年3月3日月曜日

ボティネーリも15~20日間アウト

リーベル戦で負傷したダレッサンドロは肉離れ、そしてピンチャ戦で負傷したボティネーリも肉離れ。。。
ここへきてチーム内に肉離れが蔓延し始めたのでしょうか?
ボティは右脚内転筋を痛め、ダレッサンドロと同様に15~20日間は戦線離脱、少なくとも今週金曜日のラシンとのクラシコ及び来週火曜日のリベルタのAWAYポトシ戦は欠場になります。
それから肉離れではないと思いますが、メンセゲースもピンチャ戦の前に負傷し、ベンチにも入りませんでした。
今日は仕事が忙しく深く探れていませんが、ちょっと心配ですね。。。

2008年3月2日日曜日

クラウスーラ2008 第4節順位表

4節にして全勝のチームがなくなりました。
そして全敗のチームも!
本日行われたリーベル対サン・マルティン戦は、豪雨でピッチに水が溜まりボールが転がらなくなってしまったため、後半36分にリーベル3-2でリードのままサスペンデッド。
残りの9分は今月18日あたりに戦われることになりそうです。
こちらのメディアでは、中断した時間も終了に近かったので両チーム試合数4でリーベルに勝ち点3を入れているところと、まだ終了していないので試合数3のままにしているところがあります。
ここでは前者に倣っています。

それから各番組でサン・ロレンソのゴールを改めてみました。
アドリアン・ゴンサーレスの2点目はスローインからで、いつもならアドリアンが投げてリベーロが受けるところ、この時は投げ手と受け手が逆だったのが功を奏しました。
チーム3点目のヒルシーグのゴールは、シルベーラのシュートをGKが弾き、転がったボールをGKとベルヘッシオが争った後にヒルシーグに流れていました。
まぁ、細かいことはどうでもいいですね。
しかしシルベーラのシュートの前のプレイはやっぱりファウルだったかな。
GRACIAS! ラベルニ!!

     <順位表>

2008年3月1日土曜日

クラウスーラ2008 第4節 vsエストゥディアンテス(H)結果

コパも合わせて公式戦6試合目、時おり小雨が降る中行われた試合でようやく初ゴール、初勝利です。
予定通りサブ中心のメンバーで来たピンチャを相手に、サン・ロレンソは序盤からペースを掴みました。
待ちに待った瞬間は前半11分、頼れるカピタン、アドリアン・ゴンサーレスがペナルティエリアやや外、絶好の位置で倒されてフリーキックのチャンスを得ると、蹴るのはもちろんスペシャリストの彼。
この位置からは外す方が難しいといわんばかりに、しっかりと決めてくれました。
これに勢いづいたシクロンは、その後もいいリズムで攻撃を続けます。
前線のベルヘッシオとケガから復帰したリベーロが右サイドで軽快な動きをみせ、効果的に上がってくるアドリアンも絡んで、追加点が大いに期待できる攻めをみせていました。

ところが次のゴールはピンチャに入ります。
後半14分、コーナーキックからでした。
しかし、1点を取っているチームは焦らず、すぐに立ち直ります。
同点弾をくらった3分後、またしてもカピタンがやってくれたのです。
チーム及び自身の初得点に気をよくしたアドリアンは、後半も狂ったように上がり続けました。
そしてそれが見事に実ります。
右サイドからエリアに侵入した彼が角度のあまりないところから対角線上にシュートを放つと、ボールはGKの頭上を越えゴールへ。
その弾道そしてその価値から間違いなくゴラーソといえるゴールでした。

流れをつかんだシクロンには幸運も訪れます。
前線でパスを待つシルベーラに送られたボールが相手DFにカットされると、彼は足を掛けてそのDFを倒しました。
私をはじめスタンドのサポーターにも明らかにファウルにみえましたが、しかしなぜか笛はならずプレイオン。
すかさずシルベーラが放ったシュートはいったん元ウラカンのGKアンドゥーハルが弾いたものの、ボールはエリア内でフリーだったヒルシーグの元に転がり、後は押し込むだけでした。
これを書いている時点では映像で確認できませんので何ともいえませんが(日曜22時からのダイジェスト番組"FUTBOL DE PRIMERA"終了まで、他の番組では試合の映像を流せません)、ゴール後の相手選手たちの激しい抗議をみると、やはりファウルだったのではと思います。
しかし審判に認められた以上はゴールですね。
この日の主審ラベルニが、バルダッシ並にファウルをとらない人だったのが幸いしました。
(バルダッシは確信犯でとりませんが、この人の場合は絶えずボールから遠い位置でジャッジしているので、よく見えてないのかもしれません)

何はともあれ、プレシーズンを含めても今期初勝利となりました。
ここまで文中に登場しませんでしたが、この試合、チャコの働きも光っています。
中盤で相手を潰したり、ボールを奪って攻撃につなげたりと、5番の仕事を完璧にこなしていました。
スタンドで「今日はチャコの試合」といった声が聞かれたのもうなずけます。
(私なぞは元々好きなこともあって、単純に「アドリアンの試合」と思ってしまいますが。。。)
唯一残念なのは、代わりにアセベードがベンチにも入れなくなってしまったことですが、チャコはケガ以外の理由で試合に出られなくなってしまうことがよくありますので、いずれアセベードにも出番は訪れるでしょう。
この試合でも、ファウルをとられた後にボールを蹴ってしっかり黄色1枚もらっていますので(笑)

それからケガから復帰したリベーロとメンデスも、チームに欠かせない選手であることを証明しました。
リベーロは上に書いたとおりで、彼がいると攻撃に厚みが出ます。
メンデスも鋭い読みと1対1の強さは相変わらずで、チームの同ポジションの選手では一つ抜けた存在。
ほぼ入れ替わりで、相方のボティネーリが負傷退場してしまったのが気がかりですが、代わりに入ったアギーレも最近は落ち着いてみていられるので、ジョナタンが長引かないことを祈りつつ、アギーレにも期待したいと思います。

次節は金曜日、AWAYアベジャネーダでラシンとクラシコを戦います。
相手も決して調子がよいとはいえませんので、この勢いを大事に、勝利してボリビアに向かいたいところです。

     <対戦表>
順位表は4節の全試合終了後に掲載します。